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連載:第14回 自社だけで悩まない!専門家に相談してみよう

経営者自身の不祥事リスクはどう議論する? 中小企業のリスク管理7つの視点

BizHint 編集部 2022年3月22日(火)掲載
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「万が一に備えて経営リスクを洗い出そう」とした時に、何から手をつけますか? 多くの中小企業がリスクを正しく把握せず、またそれに十分な備えをすることなく日々の業務を進める理由として「何がリスクかわからない」「どうやってリスクを洗い出せば良いかわからない」ということが挙げられます。 例えばリスクの種類には、自然災害や経営者・従業員の不祥事などいくつかのパターンがあります。今回それらを7つに分類し、また例題も交えてリスクマネジメントの進め方をご紹介します。

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リスクマネジメントの進め方

リスクマネジメントの一般的なプロセスは、以下の通りです。

  1. リスクを洗い出し、個々のリスクについて、発生可能性と損害の大きさから評価したうえで、その重要度により対応すべき優先順位を決定する。
  2. 実際にリスクの低減や排除等を図る活動を行う。
  3. 成果を振り返り、プロセスを継続する。

特に、最後の部分を強く意識することが大切です。最初から十全とすることは難しくとも、継続的な取り組みにより育てていくような発想が良いかもしれません。

以下、リスクの洗い出しと評価を中心に、中小企業なりの事情にあった進め方を考えてみます。

自社のリスクの洗い出し。7つの視点

最初のステップとして、自社にとってリスクとするべき事象をリストアップします。ぼんやりとイメージしておくのではなく、まず懸念をすべて対象化することが大切です。大幅な収支の悪化ないし倒産を避けるという意味でのリスクマネジメントに中小企業が取り組むとき、まず、以下のようなリスクを取り上げて、事業の運営にあてはめ、検討することをお勧めします。

① 災害等により、財産が棄損、事業が中断するリスク

地震、台風、ロケーションにより水害の発生などは、必ず想定されるリスク事象になります。所在により、どのような災害にあう可能性が大きいのか、比較的容易に想定できる筈です。

最初の取り組みとして、各自治体が作成しているハザードマップを入手し、自社と従業員の所在する地域の周辺にどのようなリスクが存在するのかを調べてみるべきです。各地のハザードマップを下記のサイトで入手することができます。営業に携わる従業員が広いエリアを行動するような場合、相応の範囲で点検する必要があります。

ハザードマップポータルサイトはこちら

② 経営者や従業員による不祥事

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