連載:第10回 IT・SaaSとの付き合い方
窓口に行かなくても市民に対応できる 「持ち歩ける」市役所をめざして


前回、大阪府八尾市独自のコロナ禍での「八尾市事業者サポート給付金」のkintoneを使ったオンライン申請のシステム化の取り組みについて、お伺いしました。今回は、窓口での対応がメインである市役所のサービスに、オンラインやWebでの対応という選択肢を増やすことで、市民・民間企業・職員の三方よしを実現しようと目指す新しい市役所のあり方について、松尾泰貴さんと中谷優希さんが語ります。

「今まで」を脱却し、市民の要望に応えるために
窓口対応は平日のみ17時までという現状

原則として、市役所の窓口対応は平日の8時45分〜17時15分と決まっています。しかも、申請主義なので、大半のサービスが窓口に来ないと受けられません。しかし、コロナ禍では、基本的には市民の方に市役所にあまり来ないようにお願いをせざるをえないので、特に困りましたね。

日中、仕事をされている方はわざわざ平日に休みを取って、市役所に行かないといけない。たった1枚の証明書をもらうためだけに……は利便性が良くありません。コロナ禍では密を避けろと言われているさなか、マイナンバーカードの暗証番号の確認で行列ができ「市役所が一番密だ」と揶揄されたりもしています。
「オンライン申請」という選択肢を選べるように
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バックナンバー (13)
IT・SaaSとの付き合い方
- 第13回 ハナマルキの変革を支えるクラウドツール。導入成功の理由は「誰も置いていかない徹底的なサポート力」
- 第12回 パート職員がドイツからプレステでリモートワーク。優秀人材の繋ぎ止め策が会社を変えた
- 第11回 見える化? 効率化? まだ人力? 経営者が陥りがちな、システム開発の誤解を一刀両断!!
- 第10回 窓口に行かなくても市民に対応できる 「持ち歩ける」市役所をめざして
- 第9回 自治体の給付金対応担当者の残業がゼロに! kintoneを活用した仕組みづくり
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