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生産性向上

2019年3月28日(木)更新

ピープルセンタードへのシフトを脳科学の議論から考える【PMI2019イベントレポート・ヒューマンバリュー川口大輔さん】

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ヒューマンバリュー社が主催する「パフォーマンス・マネジメント革新フォーラム2019」が2019年2月21日に開催されました。4回目となる今回は「ピープルセンタードへのパラダイムシフト」と題し、4社の事例紹介やピープルセンタードへのパラダイムシフトの意味や実現に向けた課題とポイントについて参加者の対話による探求が行われました。オープニングに行われたヒューマンバリュー社取締役主任研究員の川口大輔さんによるセッションの様子をレポートします。

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ヒューマンバリュー社の川口大輔さんから、2015年から毎年参加している「ニューロリーダーシップ・サミット」で特に参加者の関心が高い5つのテーマをピックアップし、ピープルセンタードへのパラダイムシフトを実感させる議論について脳科学の理論と共に紹介されました。

パフォーマンス・マネジメントの変革における脳科学の役割

パフォーマンス・マネジメントの変革を促進させる1つの要因に脳科学の進化 があります。科学的な見地から後押しをする役割を脳科学が担うようになりました。例えば、心理学の領域で扱われていた「グロース・マインドセット」についても、脳科学からの裏付けを得たことが、パフォーマンス・マネジメントの革新に大きな影響を与えました。

人はみな、グロース・マインドセットとフィックスト・マインドセットをどちらも持っていますが、そこに影響を与える要因に「恐れ」や「不安」があります。これを感じると人はフィックスト・マインドセットに陥りやすくなります。ニューロリーダーシップ・インスティチュートのデイビッド・ロック氏は、この 恐れや不安を生み出す社会的な要因について、脳科学の観点から5つの要素に整理し、「SCARF」と呼ばれるモデルとして提唱 しています。「SCARF」は「Status(地位)」「Certainty(確実性)」「Autonomy(自律性」」「Relatedness(関係性)」「Fairness(公平性)」の頭文字で、これらが脅かされると人は心理的安全が損なわれ、フィックストマインドセットに向かう傾向があります。従来のパフォーマンス・マネジメントはこの「SCARF」を脅かしていると分かってきたことが、多くの企業が革新に踏み出そうとした背景にありました。

こうした脳科学の議論をリードしてきた場のひとつに、脳科学者や企業のHR担当者、コンサルタントなど様々な領域の人々が集う「ニューロリーダーシップ・サミット」があります。このサミットでは「Rethink」。つまり、 従来の仕組みや制度を脳の観点からもう一度見直して新たなアプローチを考えること をコンセプトの1つにしています。

2007年から毎年開催されているこのサミットに、私は2015年から参加していますが、特に参加者の関心が高く、ピープルセンタードへのパラダイムシフトを実感していただける5つのテーマをご紹介します。

特に関心が高い「ゴール設定」

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