連載:第2回 経営・SaaSイベントレポート2024
ネクシーズ・近藤太香巳代表が考える「リーダーの2つの仕事」
19歳で創業し、携帯電話や衛星放送の普及、Yahoo! BBのブロードバンド契約数日本一を達成。2004年当時、最年少創業社長として東証一部に上場するなど、常に時代の先を行く新たな事業にチャレンジし続けているNEXYZ.Group代表の近藤太香巳さん。「経営者は仕事に命をかけて当然」と語る近藤さんに、リーダーの在り方、経営者に必要な要素について語っていただきました。
社員に勇気を与えられているか
今日は僕が考える「リーダーの2つの仕事」についてお伝えします。
まずひとつめが、 「社員に勇気を与える」 こと。
僕が20歳頃につくった最初のサービスモデルが「テルミーシステム」です。これは、固定電話への加入が高価であった時代に「月々2,000円で固定電話が引ける」という画期的なサービスで、大ヒットしました。
その後、携帯電話にも「テルミーシステム」を活用しました。まだドコモがない時代。携帯電話は約20万円という高額で、持っている人はほとんどいなかったんですね。固定電話と同じように、月々2,000円で携帯電話を持てるようにしました。とはいえ、いくら安くなっても、基本料金や通話料金も高い。「携帯電話が普及するわけがない」まわりにはそう言われていました。
さらに、携帯電話の利権を持っているのは商社だったため、当社のライバルは三井物産と伊藤忠商事という日本の3大商社だったのです。一方でこちらは、100名規模の会社。まわりからは「勝てるわけがない」と言われました。社員も皆そう思っていたと思います。
そこで、僕は社員にこう伝えました。
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