close

はじめての方はご登録ください(無料)

メニュー

BizHint について

カテゴリ

最新情報はニュースレター・SNSで配信中

連載:第3回 経営・SaaSイベントレポート2024

部下の主体性を高める上司、2つの特徴。成果を出せるチームをつくる、マネジメントの秘訣

BizHint 編集部 2024年6月19日(水)掲載
メインビジュアル

部下にもっと主体的に動いてほしいけど、「そもそも、どうしたら主体性が高まるのか分からない」「主体的に動くよう任せても動いてくれない」といった課題を抱える管理職・リーダーの方は多いのではないでしょうか。「現場の主体性を育むのは上司・リーダーの役割」と語るのは、これまで600名以上のリーダーの成長や変化をサポートしてきた株式会社コーチェット カリキュラムデザイナーの田中麻未さん。リーダーの知識やスキル以前に、望ましい「マインドセット」があるそう。それは何なのか?そして、主体性を高めるための具体的な方法とは?詳しく伺いました。

メインビジュアル

現場の主体性を育むのは、リーダーの役割

主体性とは、 「自らの意思・判断で、自らが中心となり、責任を負って物事にあたる姿勢」 のことです。主体性を育むことによって、組織には以下のようなメリットがあります。

  • ボトムアップで業務改善や生産性向上が可能
    主体性のあるメンバーが多い組織は、現場が「思考する力」と「行動する力」を持っているため、改善や生産性向上などにもスピード感を持って取り組むことができる
  • メンバーのエンゲージメントを高めることができる
    メンバーの主体性と組織に対するエンゲージメントは比例する関係にあるため、主体性を育むことは自然とエンゲージメントの向上にもつながる

また、主体性を高めることは、メンバーの「主観的幸福感」を高める効果があることも複数の研究(※)で明らかとなっています。つまり、主体性を高めることは、組織にとっても個人にとっても大きなメリットがあるということです。
※Fischer and Boer(2011)/Ryan & Deci(2002)

現場の主体性を育むのは、上司・リーダーの役割です。 だからこそ、その役割を担えるリーダーの育成が急務となっています。

メンバーの主体性を育むリーダーに必要なのは、コーチング・フィードバックなどのスキルだと考える方も多いのではないでしょうか。こういったスキルや知識はもちろん重要です。しかし、それよりもっと大切なものがあります。

それが、 リーダー自身の考え方や心構え、つまり「マインドセット」です。

リーダーの価値観やバイアスは自然とメンバーへ伝わり、ダイレクトに影響を与えます。たとえば、「失敗を避けたい」という欲求が強いリーダーのもとにいると、メンバーはそれを潜在的に受け取ります。その結果、「どうせ失敗する」とチャレンジを恐れるようになったり、「自分にはできない」という自己効力感の低下を招いたりします。

それでは、メンバーの主体性を育むリーダーとして望ましいマインドセットとは何なのでしょうか。それには、2つの特徴があります。

この記事についてコメント({{ getTotalCommentCount() }})

close

{{selectedUser.name}}

{{selectedUser.company_name}} {{selectedUser.position_name}}

{{selectedUser.comment}}

{{selectedUser.introduction}}