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連載:第17回 経営・SaaSイベントレポート2023

リーダーが自らの“ポンコツ”を認めるとうまくいく。最強の自律型組織ができる3条件

BizHint 編集部 2023年11月27日(月)掲載
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「社員が主体的・自発的に動いてくれる“自律型組織”をつくりたい」そう考える経営者の方は多いのではないでしょうか。一方で、なかなか自律型組織を実現できていない企業が多いのも事実でしょう。自律型組織実現のポイントは「リーダー自身が自らのポンコツを認めること」だと語るのは、『指示ゼロ経営』の著者でもある米澤晋也さん。一体どういうことなのでしょうか?ご自身の経営者としての失敗からはじまった軌跡とともに、お話を伺いました。

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米澤 晋也さん
株式会社Tao and Knowledge 代表、株式会社たくらみ屋 代表

23年間にわたる新聞販売店経営の中で、指示命令を受けずとも自分たちで課題を発見し、協働する自律型組織「指示ゼロ経営」を開発。これまでに1万人以上が体験し、数多くの企業や教育機関で導入されている。その知見を活かし、「人は皆ポンコツなのだから、皆で助け合って愉しく生きていこう」という理念で50年先をいく「ポンコツ村」(架空の村)を運営。著書に『指示ゼロ経営』『賃金が上がる!指示ゼロ経営』などがある。


リーダーの力では「自律型組織」をつくれない

――2019年に発売された著書も大きな話題になりましたが、まずは「指示ゼロ経営」とは何なのか、教えてください。

米澤 晋也さん(以下、米澤): 指示ゼロ経営とは、「自律型組織」のことです。言い換えるならば「指示命令をしなくても、自分たちで課題を見つけ、共創・協働しながら課題を解決できる集団」であること。私がネーミングしました。

「指示ゼロ経営」=「指示命令しないと会社が良くなる」と、よく誤解されますが、逆なんですよね。 皆の力でいい会社をつくる。いい会社になれば必然的に指示命令がなくなり、自律性が高まります。 つまり、「結果的に指示命令がなくなる」という現象が起こる。指示ゼロは目的ではなく、結果として起こる現象です。

――どういう経緯で生まれたのでしょうか?

米澤: 指示ゼロ経営は、そもそも自分の原体験から生まれたものです。私は1995年に家業である長野県のとある新聞屋の社長に就任しました。新聞市場のピークは1997年。急に衰退産業の社長を経験することになったのです。いきなり降りかかった経営の難局でした。

私は新聞配達以外の売上をつくろうと、自ら指揮をとり通販事業を立ち上げました。しかし…うまくはいかず、大きな損失を出して撤退。そこでやる気と自信を失った私は、しばらく会社に行かない日々が続いてしまったんです。

しかし、そんな中ですごいことが起きました。会社に社長がいないことで、社員さんたちがどんどん自発的に動き出したのです。まさに「自律型組織」。その様子を見て、これこそ会社が生き残る唯一の道だと強く思いました。

そこから、「皆の力で経営していく」方向に舵を切り、自律型組織を進化させていくことで、 衰退産業の企業にもかかわらず増益増収を実現。 私は2019年に社長を引退し、今は「指示ゼロ経営」を広める活動を行っています。

――「自律型組織」をつくりたいと考える経営者の方は多いと思います。

米澤: 自律型組織って、経営者が「自律型組織をつくりたい」という思いが強いほど遠ざかっていくと思うんです。そもそも、リーダーの力でつくられたものは“自律型”とは呼べませんよね?

自律型組織はつくるものではなく、環境を整えることで自然とそうなっていくもの です。そして私自身の経験から、環境とは以下の3つが揃うことだと考えています。

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