採用基準
採用基準とは、企業にとって適した人物を採用するための、比較・判断に用いる一定の要件を指す言葉です。応募者を正しく公平に評価したり、雇用のミスマッチを防ぐためには必要不可欠な要素です。今回は、この採用基準についてご紹介します。
1.︎採用基準とは
そもそも「採用」という言葉には、「適当であると思われる人物・意見・方法などを、取り上げて用いること」という意味があります。そして「基準」は、「物事を比較・判断するよりどころとなる一定の標準」という意味があります。
つまり「採用基準」とは、「企業にとって適した人物を採用するための、比較・判断に用いる一定の要件」を指す言葉であると言えます。
2.採用基準を設定する目的
それでは、採用基準はどのような目的で設定されるのでしょうか。
応募者を正しく公平に評価する
先ほども触れたように、「評価基準」は企業にとって適した人物を採用するための比較判断のために使われます。人材の採用においては、人間が人間を評価・判断します。しかし、人間は感情を持っているので、つい今の自身の状態や、価値観に基づいた主観などによって評価が左右されてしまう事もあります。
あらかじめ明確な採用基準を設定しておく事で、複数の面接官が、正しく公平に対象者を評価する事ができるようになります。