連載:第26回 IT・SaaSとの付き合い方
カイゼンとChatGPTを推進できる組織づくり。リーダーに必要なたった1つのこと
生成AI・ChatGPTを活用したカイゼン活動で注目を集める旭鉄工株式会社。その取り組みを支えているのは「長年に渡って地道に蓄積してきた独自のカイゼンのノウハウ」と語るのは、同社の木村哲也社長。「カイゼンを積み重ねられる組織」と「生成AI・ChatGPTを使える組織」を作る上では、リーダーに求められる共通点があると語る木村社長にお話を伺いました。
最初からカイゼンができる組織だったわけではない
――貴社でのChatGPTを活用したカイゼン活動では、長年のノウハウがベースにあるとのこと。それはどのように蓄積されていったのでしょうか?
木村哲也社長(以下、木村): 私が当社に入社した時には、カイゼンはまったく根付いておらず、とにかく変化を嫌う雰囲気が根強く残っていました。先代社長からは「3年間は何も変えるな」と言われるほど。
ただそんな状況下でも、私はデジタルを使った改革を徹底的に進めていきました。カイゼンや、それをデジタルで共有することは絶対に必要なことだと考えていたからです。しかし、変化への反発はやはりありました。
象徴的な出来事で言えば、ある日、自分の靴箱を開けるとドリルが入れられていたことがありました。なんとなく察しはつきましたが、「こんなことでしか反対できないなら、もっと徹底的に改革をしよう」と闘志に火がついたのを覚えています。
当時の旭鉄工は業績が芳しくなく、私には 「このままでは会社が潰れてしまう」という強い危機感 がありました。先代社長の意向も一切無視して、カイゼンを進めていきました。
――具体的には、どのような取り組みを?
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