連載:第13回 経営・SaaSイベントレポート2023
なぜ会社のNo.2は裏切るのか?経営者がやってはいけない6つのこと
「腹心の部下に社員や取引先を引き抜かれた」「先代から勤めている役員が長年にわたり横領していた」など、会社のNo.2の裏切りを経験した経営者は多いのではないでしょうか。なぜ、会社に長年貢献し、評価を得てきた人物が経営者を裏切るのか。その大きな原因は、経営者の誤ったマネジメントによって「No.2が経営者と同格」になってしまっていることにあります。そういった事態を避けるためには、多くの経営者が何気なくやりがちな6つのマネジメント方法を避けなければなりません。株式会社識学代表の安藤広大さんに、優れたNo.2の育成方法について伺いました。
2002年株式会社NTTドコモ入社後、2006年ジェイコムホールディングス株式会社(現ライク株式会社)入社。主要子会社のジェイコム株式会社(現ライクスタッフィング株式会社)で取締役営業副本部長等を歴任。2013年「識学」を知り独立し、識学講師として数々の企業の業績向上に貢献する。識学をより早く社会に広めるために、2015年株式会社識学を設立。2019年マザーズ上場。
No.2の育成に失敗すると手痛いしっぺ返しをくらうことに
なぜNo.2は裏切るのか。その原因は経営者の誤った育成方法にあります。経営者はNo.2を育成する上で、誤ったマネジメントによって「誤解」と「錯覚」を抱かせてしまうことがあり、そのことがNo.2に反感を抱かせたり、経営者を軽んじるようになる原因になっているのです。
そこで、本日はマネージャーや経営者の方に向けて、「優れたNo.2の育成方法」を解説します。
このマネジメントはNo.2だけでなく、全社員に有効な手法です。そして、認識のズレを防ぐには、全員が共通のルールに身を置くのが理想です。なお、ルールを制定するのはほかならぬ経営者の役割です。これらを前提として、これから伝える6つの原則を踏まえてNo.2を育成していただきたいと思います。
【原則1】No.2をパートナーにしない
No.2を同僚のように話せる唯一の存在だと考え、対等なパートナーとして心の拠り所にしている経営者は少なくありません。しかし、これはよくありません。
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