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連載:第16回 総合

【中小企業決裁者の動向レポート】最適な組織運営、経営手法は、地域や業種によって異なることがより鮮明に〜決裁者はどの方法が自社を活かせるのかを模索中〜

BizHint 編集部 2022年11月15日(火)掲載
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株式会社ビズヒントは、2022年10月における人気記事ランキングから、企業の決裁者が今注目しているポイントやトレンドについて、中小企業のコンサルティングの専門家である井領 明広氏(つづく株式会社)の分析を踏まえて発表いたしました。

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井領氏が語る、 10月の人気記事ランキングから見えた中小企業決裁者の注目ポイント

業種、業態、エリア、構成、規模…すべてバラバラな3記事であるにも関わらず、「逆境にめげずひたむきに取り組むことで成果が得られた」「現状に甘んじず、成長を目指す」「人の重要性」など共通項が多いことが分かります。「うちの業種は特殊だから…」「今は景気が悪いから…」など外部環境のせいにせず邁進する姿に心打たれ、また、自分を奮い立たせたいと思うような記事がランクインしたと考えられます。

10月人気記事ランキング1〜3位とその分析

1位:株式会社ディーズプランニング 義元 大蔵社長のインタビュー記事

「7年で100店舗へ。やっぱりステーキ、真似できそうでできない超ロジカル経営」
https://bizhint.jp/report/694932

赤身であるミスジ肉のステーキを1,000円という低価格帯で提供し、市場を快走する「やっぱりステーキ」。お客様自らの焼き加減調整、付け合わせの野菜もセルフサービス化で従業員の負担を減らすなど、シンプル、明快、スピードを重視した超ロジカル経営で、創業7年で100店舗も見えてきています。今回、運営会社である株式会社ディーズプランニング 義元 大蔵社長に、独自の経営手法や組織運営に行き詰まった際に見るべきポイントを伺いました。

【井領氏が分析するランクインの背景 〜注目ポイント〜】
沖縄を起点に全国に裾野を広げている姿、その背景にあるのは大掛かりな仕掛けや絢爛な方法ではなく、愚直な仕組みづくりでした。状況が変わってもビジネスの強さの本質は変わらないからこそ、関東進出やコロナの影響を鑑みても前向きに成長していけることを物語っています。とても勇気づけられ、今後が気になる記事でした。

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2位:晃和興産株式会社 西村 公作社長のインタビュー記事

「突然の幹部社員の退職…!そうなる前に不可欠な、社員の心の掴み方」
https://bizhint.jp/report/697573

さあ、これから社内改革だ!というタイミングでの幹部社員の退社…。「失恋以上」という、晃和興産株式会社 西村公作社長のショックは想像に余りあります。一体何がダメだったのか…? 自問自答の中で見つけた答えとは。全国規模ではなく、地方都市でそこに住み・働く人のための企業だからできる「見るだけでなく、実行に移す。そしてさらにそこからもう一歩」という社員育成方法に迫ります。

【井領氏が分析するランクインの背景 〜注目ポイント〜】
何かを変えることには痛みを伴う。誰しもわかってはいるものの、なかなか実行できません。西村社長は痛みを伴いながらも変化に挑戦し、その先の困苦でも自分自身と真摯に向き合い、ひたすら邁進されています。その姿勢に読者の賞賛と羨望があったのではと感じます。また、シュリンクする地方マーケットの課題をポジティブに捉えて、勝機と考える姿勢にも勇気をもらう記事でした。

(⇒記事を読む)

3位:株式会社エスワイフード 山本 久美代表のインタビュー記事

「カリスマ経営者が残した「世界の山ちゃん」をさらなる成長に導いた元専業主婦のリーダーシップとは?」
https://bizhint.jp/report/693545

インパクトのある店名とユニークな鳥男のイラスト、そして看板メニューの幻の手羽先で知られる居酒屋「世界の山ちゃん」。カリスマ創業者・山本重雄会長のもとで、事業は順調に拡大していきました。ところが2016年、重雄会長が急逝。社内に動揺が走る中、代表取締役として会社を率いる決断をしたのが、妻の久美さんでした。「全くの素人」だった久美さんが実践した「組織の作り直し」や、過去最高売上へと導いた「リーダーシップ」に迫りました。

【井領氏が分析するランクインの背景 〜注目ポイント〜】
教員時代の経験、またスポーツにおいても選手・監督の経験といった異業種のスキルをビジネスモデルに変換する成功例は世の中にたくさんあります。状況にめげず「適応」した点が、今回の成功の理由にあると考えられます。いや、むしろ畑違いだったからこそできたと考えるべきかもしれません。

(⇒記事を読む)

4〜10位までのランキング

4位: テレビ反響で大繁盛なのに大赤字。素人経営者が気付いた本質「絶対に○○を壊さない」。(⇒記事を読む)

5位: 部下の話を「聞く」だけでは不十分。1on1でも使える“〇〇フィードバック”で部下は伸びる(⇒記事を読む)

6位: 勝ち筋を見つけた三代目。衰退産業にあった「2つの強烈な確信」(⇒記事を読む)

7位: 路上販売から社員への謝罪、社長の通信簿まで。沖縄で10億以上売れる首里石鹸、急成長の舞台裏(⇒記事を読む)

8位: 【JT・バンダイナムコエンターテインメント】2社の人事部長から学ぶ、管理職の成長に欠かせない3つのポイント(⇒記事を読む)

9位: 同じ「いらっしゃいませ!」でも何が違う? 顧客に選ばれる企業が気をつける「僅かな差」(⇒記事を読む)

10位: 「SDGsって結局儲かるの?」と思っている経営者の方に!あなたの会社にも必ずある“SDGs”で会社を伸ばすヒントを学ぶ(⇒記事を読む)

調査概要

調査期間:2022年10月1日~31日
調査対象:BizHintが配信するニュースレター「経営者のためのオリジナルコンテンツ(約30万通)」における決裁者会員の閲覧数

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