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連載:第2回 悩める管理職の方へ「マネジメントのススメ」

上に立つ者には必須の「先を見越す能力」を付けるための、新しい組織・マネジメント論

BizHint 編集部 2022年11月8日(火)掲載
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昔ながらの職人気質が根強い電気工事業界。働き方改革やITの導入も大きく遅れていました。そんな業界の中で、早くからテレワーク活用を進めてきた会社があります。屋内外の電気設備に対する設計・施工を展開している向洋電機土木株式会社です。その取り組みぶりが評価され、総務省主催のコンペティション「テレワーク百選」で総務大臣賞と厚生労働大臣賞を受賞するなど、先進的企業として呼ばれています。しかし、規模が決して大きくなく考え方もなかなか変わらない会社が、新たな働き方へどう向かっていったのか。そして、どんな成果が得られたのか。企業変革を進めるにあたってのポイントをCHO・広報部 部長 横澤 昌典氏が刺激的な言葉とともに語ってくれました。

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向洋電機土木株式会社
CHO・広報部 部長 横澤 昌典さん

神奈川県生まれ。大手商社勤務を経て、2007年に向洋電機土木に入社。独自のテレワーク制度を構築し、社内の労働環境を劇的に改善。その手腕により、テレワーク推進優秀賞、テレワーク推進企業等厚生労働大臣表彰(個人賞)、テレワーク先駆者百選、よこはまグッドバランス賞など、数多くの賞を受賞。


現状を変える取っ掛かりとしてテレワークに着手

――御社はテレワークを2008年から着手されています。どのような背景があったのですか。

横澤 昌典さん(以下、横澤): 弊社の倉澤 俊郎社長は当時、理想と現実のギャップに悩まれていました。「こういった形にしたい」と思って色々な取り組みを行うものの、どれも上手くいかなかったそうです。そうした中で、たまたま縁があって私がこの会社に入社する形になりました。入社前の会社の状況はわかりませんでしたが、「社長がやろうとされていることはできると思いますよ」と言いました。そこからですね。

――倉澤社長にとっては、何が難しかったのですか。

横澤: 先代の社長がまだお元気で、今までやられてきたことを変えることに難色を示されたことかと思います。だから、やれない理由・やらない理由・やらなくていい理由を駆使するんです。でも、倉澤社長は、どうしたら実現できるかを真剣に考えています。私からすると、もうその時点でギャップがあると気付きました。現状維持で何とかすれば良いのと、将来のことを考えて変えていかなければいけないでは違いがあります。そこで、私は「今の社長の選択を支持するのでぜひやっていきましょう」と伝えました。一つのきっかけとして、テレワークがあったわけです。

――まず一歩目として、何から始めたのですか。

横澤: 大企業であれば、まずは社員全員にタブレットやポケットWi-Fiなどハード機器を配るでしょう。ただ、その成果として数字的な根拠を示している人は見たことがありません。それは配る事がゴールになってしまい、そこから何も構築しないからです。私は社員たちそれぞれの定量目標を作成し、それをクリアした人から配布するというルールをまずは設定しました。

――成功モデルを作り上げて、「自分もやりたい」と言いたくなる雰囲気作りから着手されたということですか。

横澤: 加えて、目標をクリアした社員たちに裁量権をどんどん与えていきました。今までだったら朝は必ず会社に来て顔を出し、それから現場に行っていました。それが直行直帰をしても良い、そのためにも社用車を用意する、ノートパソコンも支給したんです。

――それなりの出費だったのではないですか。

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