連載:第11回 経営・SaaSイベントレポート2023
松下幸之助に学ぶ「人づくり」の極意。上司はなぜ“話し上手”より“聞き上手”であるべきなのか
「せっかく採用したけど思うように人が育たない」「複数の新入社員を採用したけど、半年で全員辞めてしまった」など、人にまつわる問題は深刻化しています。これは、経営者や管理職層の「人を育てる」意識の希薄さや、部下への指導方法がわからないことが大きな原因です。一方でパナソニックの創業者であり、経営の神様と呼ばれる松下幸之助氏。同社が大阪の町工場から世界的な大企業となった背景には、幸之助氏が最も重視した「人づくり」がありました。詳しく解説します。
1991年一橋大学経済学部卒業後、日本経済新聞社に入社し、新聞記者および出版編集者として勤務。2006年から2008年まで南山大学南山宗教文化研究所研究員。その間、京都大学経営管理大学院にて京セラ経営哲学寄附講座の非常勤助教も務める。2008年にPHP研究所に入社。現在は同社PHP理念経営研究センターの首席研究員を務めている。社会学修士(エセックス大学)。宗教学博士(ランカスター大学)。
松下幸之助流の「人づくり」。その根底にあるものとは
松下幸之助が創業したパナソニック(旧松下電器)も、はじめは中小企業でした。当時は採用にも非常に苦労したそうで、ほとんどは(旧制の)小学校卒やせいぜい中学校卒で「入ってくれればありがたい」という状況。2人の専門学校卒を採用できたのは10年近く経ってからです。だからこそ、 同社の成長には人づくりが欠かせませんでしたし、幸之助は「人づくりに対する信念」を持っていました。
ここでひとつ質問です。幸之助は松下電器のことを「何の会社」だと言っていたのでしょうか?この答えに、松下電器がこれだけ世界的な大企業へと発展していった理由が詰まっていると考えています。
答えはこちらです。
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