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「ダメ組織」にしない2つの鉄則。ホワイト企業リーダーの危機感

BizHint 編集部 2023年6月22日(木)掲載
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建設業にありながら40年以上にわたって「ホワイト経営」を貫く福岡市の拓新産業。「残業なし、休日出勤なし、有給休暇の完全消化、週休2日制」ほか、社員の働きやすさを追求する同社の新卒採用の応募は、20~30倍にもなるといいます。周囲から「楽園企業」とも呼ばれる同社ですが、二代目社長の宮里誠さんが抱くのは「ぬるま湯」への危機感。働きやすいだけではなく、それを維持・向上させ続けるための日々の取り組みを聞きました。

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拓新産業株式会社
代表取締役 宮里 誠さん

1972年、沖縄県南城市生まれ。1997年に九州国際大学経済学部卒業。1997年4月、拓新産業に入社し営業担当となる。2015年4月取締役、2018年7月に社長就任。福岡県「男女共同参画企業表彰」「ワーク・ライフ・バランス大賞」「『日本でいちばん大切にしたい会社』審査委員会特別賞」「ダイバーシティ経営企業100選」など多数。


「ぬるま湯」「ダメ組織」にしないために日々貫く2つのこと。

――貴社は優れた職場環境の先駆者として知られ、「楽園企業」と形容されることもあります。

宮里誠さん(以下、宮里): 「楽園」という言葉が適当かはわかりませんが、社員にとって働きやすい職場ではあると思いますし、そのような取り組みを長年続けてきました。

ただ一方で、会社・組織としてすべてがうまく回っているかというと、決してそんなことはありません。日々いろいろなトラブルは起こりますし、それぞれの現場で課題は山積しています。それらの課題を社員が一つひとつクリアしてくれているから、今の「働きやすい会社」があります。

もともとは会長(初代社長)の考え方が出発点で、社員がそれに応えてきました。その40年の継続があればこそです。

――40年の継続は、大変なことです。

宮里: 本当にそう思います。会長が一線を退かれて、2018年に私が社長に就任しました。

会社の雰囲気はもちろん変わりますし、緊張感の欠如などの 「ぬるま湯」への危機感を感じることもあります。私自身、それを引き締め続けることも、リーダーとして組織を守るための大きな仕事の1つだと考えています。

――引き締める、というのは具体的に?

宮里: とてもシンプルです。

日々、私と社員が意識し、取り組み続けていることが2つあります。 組織を「ぬるま湯」にしないための鉄則 ともいえるかもしれません。

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