連載:第37回 成長企業 社長が考えていること
稲盛和夫が遺したもの─稲盛メソッドの実践者たちが大切にしていること─ その1
「経営の神様」と呼ばれた稲盛和夫。試行錯誤の中で生まれた経営者としての生き方や考え方を説き続けた稲盛氏は、今なお多くの経営者の士気を鼓舞し、社会で生き抜くヒントを与えています。稲盛メソッドを実践する経営者たちの声を紹介します。
(1)盛和塾で学びたどり着いた「心」をベースにした経営
大阪府にある物流会社・宮田運輸。4代目社長の宮田博文さんが実践する「従業員の幸福を第一に考えた経営」には、稲盛和夫氏の教え、盛和塾での学びが生かされているという。
断れずに入塾した盛和塾で経営者としての人生が変わった
宮田さんが稲盛和夫氏、盛和塾と出会ったのは、社長に就任する約5年前の2007年のこと。特に悩みはなく、経営について学ぼうと積極的ではなかったというが、知人の何気ない一言が盛和塾への入塾のきっかけとなった。
「取引先の社長のもとへ年始のご挨拶に伺った時、『こういう経営塾があるんだけど』と勧めていただいたのがきっかけでした。面接を経て入塾したものの、当時はまだ専務という立場。経営に対してそんなに問題意識もなく、自分が社長になった時に経営をどうすればよいのかも定まっていませんでした。お客様から誘われて断れなかったから…というのが本音ですね。私が入塾した盛和塾大阪は『経営者道場』という名称でしたので、遊びの要素は一切なく、はじめは周囲のストイックさに戸惑うこともありました」
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