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連載:第8回 きっとうまくいく IT七転八起

その仕事、本当に利益が出ていますか?○○を徹底したら、休んでも儲けられるようになった。

BizHint 編集部 2022年12月9日(金)掲載
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「売上アップ」のため、経営者が意思決定すべきことは多岐に渡ります。受注する仕事を増やす、単価を上げる、従業員を増やす、業務効率化して一人あたりの生産性を上げる…などなど、さまざまな施策がある中で、「一つひとつの仕事や作業でどれだけ利益が出ているか」を正確に把握できている経営者は多くはないのではないでしょうか。延行機工株式会社の宮原孝浩社長は工場の中で発生する全ての作業にかかる時間や原価率を徹底的に計算し、それぞれの案件や仕事の利益率を正確に把握することで「休みを増やしても利益が出る」状態を作り上げました。製造現場の仕組み化と改善が売上にどのように影響したのか、お話をうかがいました。

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延行機工株式会社
1967年創業。大阪市西淀川区。自社工場でのライン設備や単体装置などの設計・製造を行う。また、装置に関連する部品の設計・加工やOEMにて装置の制作も提供。


Q. 現在使われているITツールを教えて下さい。

A.
- 仕入れ集計システム:オーダーメイド
- 生産管理システム:エムネットくらうど
- オンラインストレージ:Dropbox
- タスク管理ツール:Trello

Q. ITの導入や活用を考えたきっかけについて教えて下さい。

A. 3年ほど前から現場を離れて事務作業を見るようになり、集計作業の煩雑さや紙の多さに気がついたことがきっかけです。また、 最大の課題は仕入れや作業工数を含む原価計算の不透明さによって正しく利益計算ができていないこと でした。 現場の方はある程度ITによる自動化が進んでいたのですが、事務に関しては仕入れや日報、原価の集計など、ほぼすべてが手書きで作業されていました。

これまでに手掛けてきた仕事に関する膨大な書類は後方や左隣の棚にもぎっしり詰まっている。IT化により2018年以降の書類はほぼ全てクラウドに保存されている。

当社は受注した機械部品の材料から自社で仕入れているため、仕入れ原価の計算は重要なのですが、手書きの書類だと、その集計が非常に煩雑でした。
また、現場の作業に関しても作業記録が正確には残っていないため、工数原価も見えなくなっていました。

結果として、 それぞれの仕事で最終的にどのぐらい利益が出ているのか、あるいは出ていないのか、わからなくなっていた のです。

Q. 「正しい原価計算」という目的に対し、どのようにIT化を進められましたか。

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