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連載:第14回 老舗を 継ぐということ

「皆の給料ここまで上げます」老舗の変革、気付けばDXで社員とWin-Win

BizHint 編集部 2021年4月8日(木)掲載
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愛媛県東温市、人口3万人ほどの小さな町に本社を置く株式会社サカワ。大正8年創業の老舗黒板メーカーでありながら、ICTを駆使したアプリ開発などを行い、現在は黒板製造以外の新規事業の売上が8割を占めているそうです。また、社員が能動的に生き生きと楽しく働く企業としても知られています。100年の重みを背負いながら、逆境を乗り越え、どうやって事業や組織を変えてきたのか。4代目社長の坂和寿忠さんに、事業承継を担う経営者の役割や、社員のモチベーションを向上させる組織改革のヒントをお聞きしてきました。

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株式会社サカワ
代表取締役社長 坂和 寿忠さん

1986年愛媛県東温市生まれ。大学で建築学を学び、2009年に家業である株式会社サカワに新卒入社。東京支店にて電子黒板の営業職に従事する。2014年、面白法人カヤックとの共同開発によりハイブリッド黒版アプリ「kocri(コクリ)」を開発。以降も、ICT技術を駆使した新たな製品を世に送り出している。2018年に4代目社長に就任。


「これは、やばいな」斜陽産業化する黒板事業と、変化を嫌う社風に危機感

――まず、貴社のこれまでの歩みと事業承継の経緯を教えてください。

坂和寿忠さん(以下、坂和): 当社は、1919年(大正8年)に創業し、2019年に100周年を迎えました。そもそもは漆塗りを家業としていたのですが、その技術を当時需要が高まっていた黒板製造に取り入れ、「坂和式黒板製作所」を立ち上げたそうです。その後、文部省や陸軍省の指定を受け、売り上げ規模を拡大。1988年に「株式会社サカワ」と改称し、現在は黒板事業、ICT教育関連事業、木造事業の3つを展開しています。

僕自身は2009年に新卒で入社。そして、創業100周年という大きな節目の前年である2018年に社長に就任しています。当時32歳でした。

――新卒で家業に入られたのですね。入社後、苦労される事もあったのでは?

坂和: 最初は苦労の連続でした。経営者の親族が入社すると、たった数年で役職がついたりすることもあります。特に古参の社員はあまりいい気分ではないですよね。なので、 普通に仕事していても周囲に認めてもらえません。 それなら人一倍、いえ2〜3倍の結果を残さなければ!と考え、とにかくがむしゃらに働きました。努力は実り、数千万円規模の売り上げを立てられるようになったのですが、一方で「黒板事業」自体に危機感を抱き始めていました……。

――それは、どのような危機感だったのでしょう?

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