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連載:第23回 老舗を 継ぐということ

経営者になり気付いた「多くの意見」に潜む罠。24歳のリーダーが捨てた常識

BizHint 編集部 2024年6月10日(月)掲載
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2018年に後継者不在で休業、廃業危機を迎えた老舗かまぼこ店を救ったのは、大学のゼミで起業論を学び、同社を支援していた若者でした。2022年、24歳で社長に就任すると恩師や多くの人に教えを乞いながら組織を変革していきます。そしてその中で1つ、学生時代とは180度意識が変わったことがあると言います。それは先輩経営者の一言で気付けた「経営者として前に進むための判断基準」。福岡県みやま市「吉開のかまぼこ」社長の林田茉優さんにお話を伺いました。

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株式会社吉開のかまぼこ
代表取締役社長 林田 茉優(はやしだ まゆ)さん

2020年3月、福岡大学経済学部卒。阿比留正弘教授(2023年8月没)の「ベンチャー起業論」を受講したことをきっかけに事業承継問題に興味を持つ。廃業寸前だった福岡県みやま市の老舗「吉開のかまぼこ」の復活に向けて奔走し、引継先のマッチングに成功。2021年12月、指名されて自らが4代目社長に就任。


愚痴を諭されて気付けた、前に進むための判断基準

――学生時代から老舗の廃業を防ぐ活動をしていたら、まさかの社長就任要請。経営者になって気づけたことや、ご自身の変化を感じるものはありますか?

林田茉優さん(以下、林田): 私の根っこにあるのは「行動あるのみ」「いろいろな人に話を聞く」という姿勢なのですが、これは学生時代からずっと変わらないものだと思っています。

ただ、経営者の立場になって多くの方に話を聞き、また教えを請う中で『あ、これではダメなんだ。前に進めない』と、自分の中で「判断基準」を1つ追加したものがあります。

それは周囲から「せっかく復活したのだからもう絶対に潰せないね」というプレッシャーを受けたり、「そんなの無理」「うまくいかない」「やめたほうがいい」といった言葉を受けて 愚痴をこぼしていた時に、先輩経営者に投げかけられた一言で諭された ものです。

――何と言われたのでしょう?

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