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イノベーション

2018年4月16日(月)更新

日本の総人口が減少に転じ、労働者の獲得競争も過熱の一途をたどる今。労働生産性をいかに高めるか、は大きな関心事となっています。

そんな中、世界的に大きな注目が集まっているのは、採用や育成、評価、人員配置、業務改善まで多岐に渡りデータ活用を促進する「HRテック」の領域です。

欧米諸国では先進的な取り組みがなされており、アメリカでは企業価値が10億ドルを超える、通称「ユニコーン企業」も登場しています。

そこで、「HRテック」を事業として推進しているビズリーチ、ウォンテッドリー、アトラエ、ネットジンザイバンクが主催となり、2017年3月9日にイベント「『採用』の最先端を創るプロがHRの未来を語り尽くす夜」を開催。

「HRテック」の最新動向や、人材領域を代表するプロダクトを企画・開発している各事業会社のプロダクトマネージャーらを集めたパネルディスカッション、登壇者も交えた交流会が行われました。

イベントレポート前編では、グロービス・キャピタル・パートナーズ(GCP)の渡邉佑規さんによる「HRテック」の最新動向に関するお話を紹介します。


登壇者 グロービス・キャピタル・パートナーズ(GCP)渡邉佑規さん

三井住友銀行にて上場企業を含む中堅企業への融資および金融商品販売業務に従事した後、大和SMBCキャピタル(現・大和企業投資)およびSMBCベンチャーキャピタルに出向し、一貫してベンチャー投資に携わる。その後、SMBC日興証券の投資銀行部を経て、2015年7月にグロービス・キャピタル・パートナーズ入社、現在に至る。一橋大学大学院国際企業戦略研究科修了(MBA)。


多岐に渡るHRテックサービス

私はこれまで、銀行員時代の新卒採用リクルーター活動に始まり、3社のHR企業への投資、投資先の採用支援活動、グロービス・キャピタル・パートナーズでの採用活動など、長くHR領域に携わってきたこともあり、この分野に非常に注目しています。

HR領域の市場規模は、およそ国内で8兆円 といわれています。 農業や損保などと同じくらいの非常に大きなマーケット規模 を誇っています。

今日は、海外・国内のHRテック関連企業の動向と、そもそもなぜHRテックが盛り上がっているのか、についてご説明します。

CB INSIGHTS Putting In Overtime: 125+ HR Tech Startups In One Infographic(NOVEMBER 23, 2016)より引用)

HRテックサービスで代表的なものとしては、求人票の作成から応募フォーム、応募者管理などを一元化するシステム「 ATS(Applicant Tracking System:採用管理システム) 」や、AIを活用した「 求職者スクリーニング 」、企業文化を測定し企業にマッチした人材を導く「 HRオートメーション 」、人材の信頼性を図る「 バックグラウンドチェック 」などです。

そのほか、人材育成を図る「キャリアデベロップメント」、「人材派遣」、「給与比較」、「新卒採用」、「エンジニア採用」、クラウドソーシングなどの「フレキシブルハイヤリング」、「社会保険」などがあります。これらの領域はいずれも活況で、アメリカではすでに数百億円もの調達をしている会社もあります。

HRテックが注目を集める理由

ではなぜ、HRテックがここまで注目されているのでしょうか。大きく2つの背景 があると考えています。

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