close

はじめての方はご登録ください(無料)

メニュー

BizHint について

カテゴリ

最新情報はニュースレター・SNSで配信中

連載:第19回 建設業

東京都23区の中古マンション売却、コロナ禍以降はじめて売出数がプラスに転換

BizHint 編集部 2021年6月7日(月)掲載
メインビジュアル

いまだ見通し不透明なコロナ禍で、東京都23区の中古マンションの売却マーケットも、大きく低迷していました。2020年12月には売り出し戸数が大幅減少、23区中22区で年間最低を記録しました。ただし販売戸数減で希少価値が出たことで、販売価格自体は大きく上昇を見せています。2021年4月時点の最新状況を探ります。

メインビジュアル

まだまだ供給数が少なく、価格高騰の傾向

マンションリサーチは、東京23区を城東・城西・城南・城北の4エリアに分けて、中古マンション売り出し戸数・価格について、ここ数年の動向を比較しています。

まず「城東エリア」(中央区・墨田区・葛西区・台東区・江東区・江戸川区・千代田区)ですが、2020年・2021年ともに2019年の供給数を下回って推移していますが、売り出し戸数の「前年同月比増減率」を見ると、2021年4月に入り、この2年で初めて大幅なプラスに転換しています。

「城西エリア」(新宿区・渋谷区・杉並区・世田谷区・中野区・練馬区)も供給数は低調ですが、前年同月比増減率が、2021年4月に急上昇しています。城東・城西ともに、2020年4月の下落が大きかった分、高騰が目立ちます。

「城南エリア」(港区・品川区・目黒区・大田区)もおおむね同じような動きを見せています。ただし、2020年10月に売り出し戸数の増加がありました。そのため、前年同月比増減率にもプラスが現れています。

「城北エリア」(文京区・豊島区・荒川区・足立区・北区・板橋区)についても他同様ですが、売り出し戸数の減少は一番小さかったエリアです。また前年同月比増減率も「+11.3%」ともっとも小さくなっています。

なお販売価格そのものの動向では、まだまだ供給数が少ないため、緩やかに高騰基調が見てとれ、ここ数か月は最高値を更新しています。特にコロナ禍でも落ち込まなかった城南エリアは、現在1坪あたり350万円以上と、2019年と比較して2割以上高騰しています。コロナ後には大きな動きを迎えるでしょう。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000013438.html https://t23m-navi.jp/magazine/news/covid-19calamity_marketcondition/

この記事についてコメント({{ getTotalCommentCount() }})

close

{{selectedUser.name}}

{{selectedUser.company_name}} {{selectedUser.position_name}}

{{selectedUser.comment}}

{{selectedUser.introduction}}