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連載:第33回 建設業

不動産業「システム開発の失敗」6割以上が経験あり、回避策は「業界に理解のある制作会社」の開拓

BizHint 編集部 2022年10月19日(水)掲載
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業界業種を問わずシステム開発が失敗する理由としては、利用者と開発者の認識のずれがあげられます。要件の定義、仕様の決定には多大なコミュニケーションと確認作業が必要です。しかし不動産業界の場合、業界独自のシステムやルールが多く、開発者側が把握しきれないという状況が存在します。発注側も受注側も注意が必要でしょう。

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「情報共有・標準化・新技術」への対応がシステム開発の課題か

株式会社サービシンク の調査によると、不動産業界の開発者300人のうち、「勤め先でシステム開発に失敗した経験」がある人は、「非常にある」10.6%、「数回程度ある」49.5%で6割を超えました。

失敗した経験のある62人に「システム開発の課題」を聞くと、「システム開発の目的が共有されていない」35.5%、「システム開発の標準化がされていない」33.9%、「新しい技術を取り入れる準備ができていない」32.3%が上位となりました。「開発のスピードが遅い」「開発に携わる人材の不足」といった意見も数を集めています。

「勤め先では、システムの見直し・改善の仕組みはできているか」を全体に聞くと、「あまりそう思わない」51.5%、「まったくそう思わない」13.6%が多数派。「非常にそう思う」7.7%、「ややそう思う」24.3%は3割ほどにとどまっています。それらの33人に「具体的なシステム見直し・改善策の内容」を聞くと、「アンケート調査の実施」42.4%、「無駄な開発工程の削減」39.4%、「サービス利用者のクチコミ収集」36.4%などがあがっています。

「今後、システム開発を外注したいか」については、「非常にそう思う」27.2%、「ややそう思う」50.5%と8割近くが外注を希望しており、「どのようなシステム開発の会社を選びたいか」では、「不動産に特化し、不動産業界に理解のある会社」60.0%が最多で、「運用や改善、社内教育支援まで幅広く支援してくれる会社」53.8%、「開発の費用対効果が優れている会社」38.8%を上回りました。技術力やコスパ以上に、不動産業界への理解が開発者に求められていることがわかります。

調査方法

調査期間:2022年9月26日~28日
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査
調査対象:不動産業界に勤めるシステム開発担当者
調査人数:106人

プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000055.000033786.html

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