連載:第30回 建設業
外壁塗装、業者側は納得感のある「料金の説明力」が求められている
同じ建物に長年住んでいても、意外と後回しにされがちな「外壁塗装」。汚れが気になっても生活に直接の支障がないぶん、費用や作業日数も千差万別。目地の補修程度なら数万円で済む場合もありますが、全面的な塗装直しなら足場の設置や養生も必要で、それなりの人数がかかります。100万円近くになってしまう場合もあるでしょう。
気になるのは費用だがコミュニケーションも大切
今回SODAでは、外壁塗装を依頼したことのある人100人にアンケートを行っています。それによると「外壁塗装業者に依頼したきっかけ」では、「目安と言われる築10年以上経ったから」33.0%が最多でした。これに「汚れが気になってきたから」25.0%、「色褪せが気になったから」13.0%を加味して判断したようです。
「初めて外壁塗装をした建物の築年数」では、「10年~15年」38.0%、「10年未満」20.0%が上位で、やはり10年を基準に外壁塗装を依頼している人が多いようです。また10年未満のケースでは、通常の外壁塗装・補修ではなく、想定外のトラブルがあったのかもしれません。
「業者を決めるまで大変だったこと」を聞くと、「業者がいいのか悪いのか判断するのが大変だった」55.0%が半数を超えました。また「依頼の際に不安だったこと」では、「適正価格かどうか」48.0%、「追加料金がないか」21.0%があわせて6割ほどで、「作業品質」21.0%、「対応までの日数」5.0%より重視されています。
「作業を依頼した業者の決め手」については、「金額」30.0%がやはり最多ですが、「説明のわかりやすさ」20.0%、「問い合わせてから工事までの期間の早さ」17.0%、「連絡の取りやすさ」16.0%など、コミュニケーションや対応力も重視されています。不明なことが多いためか「クチコミの評価」8.0%という声もあがっています。
そして「外壁塗装業者の見積もりが適正だったか」を聞くと、「適正だと思った」51.0%、「よくわからない」27.0%、「高いと思った」18.0%、「安いと思った」4.0%となりました。かろうじて半分の人は適正だと思ったようですが、「よくわからない」が3割近くあり、多くの人の不安・不満が放置されている結果となりました。依頼者側は作業内容の把握、業者側は納得感のある説明力が求められると言えそうです。
調査方法
調査期間:2022年1月28日~2月1日
調査方法:インターネット調査
調査対象:20~59歳の男女
調査人数:100人
プレスリリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000009613.html
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