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連載:第12回 中竹竜二さんが聞く「伸びる組織」

「学歴・職歴がどんなに素晴らしくても、この条件を満たさなければ採用しません」 “ブレる”ことなく提案し続けるミッション経営とは

BizHint 編集部 2021年10月26日(火)掲載
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世界に先駆け「オートキャンプ」のスタイルを生んだ会社として知られる株式会社スノーピーク。お客さんも巻き込み、熱心なファンと共にイベントを行うなど組織文化が強い企業としての側面があります。そんなスノーピークではメンバーの採用時に「あること」に着目しているそう。「組織文化を強くする秘訣」について、会長の山井太さんに中竹竜二さんが聞いていきます。

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株式会社スノーピーク
山井 太会長

1959年、新潟県生まれ。明治大学を卒業後、外資系商社勤務を経て86年に父が創業したヤマコウに入社。アウトドア用品の開発に着手し、日本のオートキャンプ文化を広める。1996年に社長就任。2014年に東証マザーズ上場、2015年東証一部上場。2020年3月に会長に就任。


中竹竜二さん(以下、中竹): 日本に「オートキャンプ」という新しいカルチャーをもたらしたスノーピークの会社の文化、組織風土はとてもユニークですよね。組織文化の浸透は社内のみならず、お客さんをも巻き込み、スノーピーカーと言われる熱心なファンたちを増やしています。まず、山井さん自身、「スノーピークと他社の違い」はどこにあると思いますか?

山井太さん(以下、山井): 私たちはキャンプ事業を中核に、アパレル、企業研修など多くの事業を手掛けています。現在、連結で800人の従業員がいるのですが、スノーピークが「ほかの会社と違うなぁ」と思うのは、この800人全員がキャンプ好きな現役キャンパーということです。総務、法務などバックオフィスの社員たちもそう。全員が「キャンプの持つ力」を知っていることが企業文化、組織風土、ブランドを育む上で大きく寄与してきたと思っています。

そして、私たちは企業理念(ミッションステートメント)を、とても大事にしている会社です。これは大げさではなく、経営陣は何度も何度も「企業理念」に立ち戻って経営をしてきました。社員たちも事業の立ち上げ、運営するときは必ず、我々の理念に立ち戻って行動しています。この徹底した姿勢はおそらく他社とは違うと思っています。

「この条件を満たさなければ採用しません」

中竹: 全員がキャンパーというのはすごいですね。中途で採用する社員もキャンパーですか?

山井: ええ。お陰様で、中途採用では職歴的に本当に素晴らしい人たちが応募してくださるようになりました。しかし、キャンプをしたことがない人、していない人は採用していません。これは単なるスタイルではありません。組織的にも、経営的にも重要だと思っています。私たちにとって、キャンプは基準。高度化する文明社会の中で、キャンプは“人間らしさ”を取り戻せる素晴らしい機会を提供してくれます。この「キャンプの持つ力」を私たちは信じているし、その価値観を共有できない人がいるとベクトルが揃いません。スノーピークでは仲間として働けないと思っています。

中竹: 「キャンプの持つ力」という言葉は魅力的ですね。この言葉の意味とか背景を社内でちゃんと説明したことはあるのでしょうか?

山井: 実は、以前は「詳しく説明しなくても通じるよね」と思って、あえて説明することはありませんでした。拠点数が少なかった時はそれでも同じベクトルを向けていました。しかし、従業員数が増え、世界に拠点ができ、国籍も多様化してきました。経営理念、社内用語については、改めて説明しないといけないと思い、ここ数年をかけて整理してきました。

ミッションステートメントの作り方とは

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