連載:第12回 IT・SaaSとの付き合い方
「社員の顔が見えたほうがいい」、伸びる中小企業の評価ツール改定
熊本を拠点に「えがおの黒酢」や「えがおの肝油鮫珠」などの健康食品を通信販売で展開する株式会社えがお。同社では、評価会議ごとに発生する膨大な資料作成が人事担当の悩みの種だったが、クラウド人材管理システム「カオナビ」の導入によって作業時間を200時間以上も短縮できたといいます。人事部の松本泉(いずみ)さんに、中小企業に効果的なITツール導入のポイントについて聞きました。
株式会社えがお
人事部 松本 泉さん
パートナー(社員)の給与、勤怠、評価など労務関係行う人事部人事チームに所属。5名のマネジメントを行いながら、パートナーが働きやすい会社づくりに取り組む。
中小のオーナー企業の評価制度は複雑になりがち
──コロナ禍を受けて事業への影響はどうだったのでしょうか?
松本泉さん(以下、松本): おかげさまでTVCMをご覧くださった方が多く、新規のお客様も増えている状況です。
社内の勤務体制も大きく変わりました。弊社はコールセンターの部署があるのですが、これまで個人情報を取扱うため在宅勤務は難しかったのですが、緊急事態宣言を受けて、 電話を各自のスマホに転送するシステムを整え、自宅でも受電業務が可能になりました。 事態に応じて、いつでも家で受電できるような体制となっています。
採用まわりでは、新卒採用をオンライン面接に、インターンシップをオンライン選考にそれぞれ切り替えました。新卒は例年30〜50名ほど採用していますが、県内企業の採用活動が遅れている中でも、スピーディに選考を進めることができました。
──「カオナビ」の導入以前は、人事業務の中でも評価会議の準備に膨大な時間がかかっていたとお聞きしました。以前はどのような手法を?
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