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連載:第4回 流通・運輸

EC最大の課題は「配送コストの高騰」。約37%が物流代行を利用中

BizHint 編集部 2020年6月18日(木)掲載
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年々拡大するEC市場規模。しかし一方で、EC事業者は多くの課題を抱えているようです。株式会社ロジレスとMIKATA株式会社がEC事業者に対して実施した「受注・出荷業務についてアンケート調査」によると、半数以上のEC事業者が「配送コストの高騰」を課題としていることがわかりました。また、「業務の属人化」「複数サイト運営に伴う受注業務の煩雑化」「事業拡大に伴う人手不足」など、非効率的な業務の多さや人材不足に頭を悩ませているEC事業者も多いようです。

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ECの課題は配送コストの高騰

「現在EC業務における課題はありますか?(複数回答可)」と質問したところ、「送料含む配送コストの高騰」と回答した人が56%と最も多くなりました。半数以上の人が、配送コストを課題に感じていることがわかります。

4割以上のEC事業者が物流代行の利用経験あり

EC事業者に対して物流代行の利用状況を質問したところ、約37%が「現在利用している」と回答しています。過去に利用したことがあると回答した人5.2%と合わせると、4割以上の人が物流代行の利用経験があることが判明しました。

一方で、物流代行の利用も検討もしていないと回答したEC事業者は34%でした。

半数以上のネットショップで受注管理システムを利用中

受注管理システムの利用状況について質問したところ、約55.9%が「現在利用している」と回答しています。そのうち、38.3%が外部の受注管理システム、17.6%が自社開発の受注管理システムでした。

受注管理システムについて、「利用も検討もしていない」と回答したEC事業者は約44.1%と、受注管理システムを利用していないEC事業者も多く存在することがわかりました。

約7割のEC事業者は、倉庫管理システムを利用せず

倉庫管理システムの利用状況について質問したところ、約30.1%が「現在利用している」と回答しました。一方で、「利用も検討もしていない」と回答したEC事業者は約69.9%と、倉庫管理システムを利用していないEC事業者の方が多いことがわかりました。

倉庫管理システムは、受注管理システムほど多くのEC事業者に利用されていないようです。

調査概要

調査名:「EC事業者の受注・出荷業務」に関する実態調査
調査期間:2020年3月16日(月)~2020年4月15日(水)
調査方法:ECのミカタ読者へのアンケート調査
対象者:ECサイト運営者
回答者数:329人

プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000042051.html

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