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連載:第5回 流通・運輸

タクシーの利用頻度は回復傾向、タクシー広告の再生回数も1月水準近くまで回復

BizHint 編集部 2020年10月7日(水)掲載
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5月に緊急事態宣言が解除されてから、新型コロナにより大きな影響を受けていた業界も回復の兆しを見せています。緊急事態宣言中に利用者の減少が話題となったタクシー業界も回復傾向にあるようです。タクシーサイネージメディア「Tokyo Prime」を運営する株式会社IRISがタクシーの利用回数とタクシー広告の再生回数について調査した結果、その水準がコロナ禍以前の水準近くまで回復していることがわかりました。

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タクシーの利用頻度、約80%が回復傾向と回答

全国10都市の人に直近1ヶ月のタクシー頻度について質問した結果、「コロナ禍」が始まる前と比べてタクシーの利用頻度が「コロナ禍前より増えた」が28%、「コロナ禍前の水準に戻った」が29%、「コロナ禍前よりも減ったが元に戻りつつある」が26%と、合わせて約80%の人がタクシーの利用頻度は回復していると感じていることがわかりました。

東京23区に絞ってみると、約90%の人が回復傾向だと回答しています。

タクシー広告の再生回数は1月の水準まで回復

タクシーサイネージメディア「Tokyo Prime」の再生回数を調査したところ、2020年9月の再生回数は、新型コロナの影響が少なかった2020年1月と同じ水準近くまで回復していることがわかりました。

特に平日の平均広告再生回数は1月と比べ95%まで回復しています。

タクシーの利用時間は、アフターファイブよりもビジネスタイムへ集中

次にタクシーの利用時間に関する調査結果です。タクシー利用時間は、6時~18時までの割合がコロナ禍前と比較して6ポイント上昇しています。アフターファイブ、終電後利用の割合はいずれも下降していることから、タクシーの利用時間がビジネスタイムへ集中していることがわかりました。

また、タクシー配車アプリ『GO』と『JapanTaxi』のお客様乗車回数は、昨年の同時期よりも30%増加しています。アプリを利用してのタクシー乗車が広まりつつあるようです。

意思決定ができる役職者のタクシー利用が増加

月1回以上タクシーを利用している人の役職に関して調査をしたところ、2018年9月と比較して2020年9月は課長以上の役職者比率が5ポイント上昇していました。

また、月1回以上タクシーを利用している人に「会社内でソフトウェア導入の意思決定ができるか」を質問した結果、「できる」と回答した人の割合は、2018年9月と比較して2020年9月は6ポイント上昇していることも判明しました。

これらの結果から、社内で意思決定のできる役職者がタクシーを利用する頻度は増えていることが伺えます。

調査概要

調査対象:月1回以上タクシーを利用する20才以上の男女個人
調査地域:全国10都市※上述
調査方法:インターネットリサーチ
調査時期:2020年9月14日~2020年9月17日
有効回答数:2,835サンプル

プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000060296.html

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