連載:第2回 会える人事【戦略人事による人事のためのセミナー 取材レポート】
「カフェイン+昼寝」“カフェインナップ”でコストをかけずに働き方改革(生産性向上)!?【ダイドードリンコ・取締役執行役員人事総務本部長 濱中昭一さん】


働き方改革で各企業がさまざまな取組をしている中、ダイドードリンコ株式会社ではお昼休憩に昼寝を推奨し、コーヒー飲むという「カフェインナップ」に取り組んでいます。このカフェインナップで実際に、時間外労働時間が減りました。さらには、新たな取り組みや採用ブランディングにもつながったそうです。ダイドードリンコ株式会社にて取締役執行役員人事総務本部長として活躍されている濱中昭一さんに話を伺いました。本記事は、2019年1月18日に行われた戦略人事による人事のためのセミナー「会える人事Premium」の濱中昭一さんの登壇講演をベースに構成しています。

「カフェイン+昼寝」の“カフェインナップ”で生産性向上
――ダイドードリンコの働き方戦略について教えてください。
濱中昭一さん(以下、濱中): 私たちが今取り組んでいるのが「カフェインナップ」という活動です。「シエスタ」など、お昼休憩に仮眠の時間を設ける企業も増えていますが、私たちはここにコーヒーを組み合わせました。弊社はお昼休憩の時間を11:45~12:45に設定しています。12:30の直前にコーヒー飲み15分昼寝する。そして、スッキリした状態で12:45から午後から就業を開始するという流れです。
――実際にどのような効果が出ましたか?
濱中: 数値で表せる部分では、 平均時間外労働時間が42時間から31時間まで削減 しました。私もこれまでは20:00頃に帰宅していましたが、今では18:30には帰るようになっています。また、感覚的にもカフェインナップを行ってからは、午後の集中力が上がったと感じています。
以前は、お昼過ぎの会議は眠気を感じ、集中できないことが多くありました。ところが、カフェインナップ導入後は、 会議の質も変わり、ダラダラと過ごす時間がなくなった分、会議時間も短くなりました。
――そもそも、どのような背景からカフェインナップを導入したのでしょうか?
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