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連載:第60回 IT・インターネット

大企業でもDXの現状は「ペーパーレスの推奨」レベル、2022年最新の現状に対するホンネ

BizHint 編集部 2023年1月6日(金)掲載
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コロナ禍でのシステム改革と連動して、事業・ビジネスモデルレベルまでを視野に入れたDX(デジタルトランスフォーメーション)が、注目を集めています。特に2022年は大企業を中心に、一気にDXが拡大したとされています。一方で大企業のDX推進担当者にアンケートを行ったところ、9割以上が課題を実感していることがわかりました。

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DX推進担当者が2022年を振り返り、9割以上が課題を実感

クラウドエースでは大企業(従業員数1000名以上)のDX推進担当者109人を対象にアンケートを実施。まず「2022年を振り返って、あなたのお勤め先の会社では、どの段階までDXが進んでいますか」と聞くと、もっとも初期の「DX推進のため、社内でビジョンを共有、経営陣が方向性を示した段階」が24.8%で、それに続く「紙をベースにしたアナログな業務プロセスをITを活用してデジタル化する『デジタイゼーション』の段階」28.4%とあわせて半数を超えており、まだまだ初期段階だと判明しました。

また具体的に「2022年に、あなたがDX推進のために行ったこと」を聞いても、「ペーパーレスの推奨」45.9%が最多で、本格的なDXの前段階でした。続く2位以下も「DX人材の確保」38.5%、「システム開発:36.7%」、「DXに関する社内ビジョンの設計・共有」33.9%、「IT投資の予算増加」32.1%が続くなど、“推進のための準備”といった傾向が見られます。自由回答では「他社事例の調査研究」「セミナー参加」があがりました。また「DXをどのように捉えているか」という質問には「事業を伸ばすために必要な施策」「DXすることが目的ではなく、DXで何を実現するか」「経費削減」などの意見があがっています。

そこでストレートに「自社でDXを推進するにあたり、課題はあると思いますか?」を聞くと、「非常にそう思う」44.0%、「ややそう思う」47.7%と、9割以上が課題の存在を感じていました。具体的に「DXを推進する上での課題を“本音”で教えてください」という質問を投げかけると「自社内のDX推進人材が不足している」60.0%が最多で、「エンジニアに丸投げになっている」42.0%がそれに続きます。さらに「投資するための予算確保が難しい」38.0%、「各部署間・各責任者からの協力を得られない」34.0%、「経営陣のデジタル知識が乏しく、方向性が明確でない」29.0%と、組織的な問題も浮き彫りとなっています。

最後に「2023年以降、DX推進に向けて予算額をどのように考えていますか?」と聞くと、「現状の予算では足りていないため、増額したい」54.9%が多数派で、まずは予算確保に尽力する担当者が多そうです。

調査方法

調査期間:2022年10月18日~19日
調査方法:リサーチPR「リサピー」(提供:IDEATECH)でのインターネット調査
調査対象:大企業(従業員数1000名以上)のDX推進担当者
調査人数:109人

プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000187.000032396.html
https://cloud-ace.jp/news/2022/27481/

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