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連載:第29回 経営危機からの復活

何度でもどん底から這い上がる。2度の経営危機を乗り越えた大人気サウナ「湯らっくす」社長の経営再建ロード。

BizHint 編集部 2022年6月16日(木)掲載
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今や空前のサウナブームです。サウナを愛する「サウナ―」は、全国に1200万人にものぼると言われています。多くの愛好家が、「西の聖地」と呼ぶ施設が九州・熊本にあります。共栄観光株式会社が運営する「湯らっくす」です。もともとは、スーパー銭湯でしたが、熊本大地震後にサウナをメインに大改装。マッサージ、ヨガ、サウナ、温泉、料理を中心にしたエンターテイメント施設へと大きく生まれ変わりました。実は、現社長の西生 吉孝さんが家業を継承した当時は、債務超過状態。店を畳む寸前でした。そこからどう立ち直ったのか。2度のV字回復のプロセスと葛藤を伺いました。

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共栄観光株式会社
代表取締役社長 西生 吉孝さん

1968年熊本市生まれ。20代には好きが高じて渡米し、本気で映画の勉強をしたほどの映画マニア。「湯らっくす」施設内には映画のワンシーンを彷彿とさせるような仕掛けが溢れている。水どころである熊本の魅力を大いに周知したとして熊本市観光政策課から「くまもと城下町ラストサムライ」に選出されている。


債務超過の家業を20代で継ぎ、1度目のV字回復へ

――1回目の承継時でのお話しをお伺いできますか。

西生 吉孝(以下、西生): 私が20代の頃、1998年に1回目の承継を受けました。当時の会社は、とにかく官僚主義というか、村社会というか。昔気質の経営者の父親の発言力が強くて、「こんなに小さな会社でそんなに必要なの?」というくらい、書類にハンコが押されていました。経営状態としても債務超過で、危険な状態でした。銀行から、まだ20代であった私が連帯保証人になれば、当面は金利だけ支払えば良いという話をいただいて、家業に入ることになりました。

――大変な危機からのスタートだったんですね。まず、何をしなければいけないと感じましたか。

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