連載:第1回 経営の悩みを中小企業診断士に相談してみたら
5年で売上3倍増!? 家族経営から人を雇える企業へ変えた糸口とは?
埼玉県秩父市の有限会社アライ看板工芸社。家族経営で屋内外広告看板の製作を手掛けてきた同社は、2016年からアニメのグッズ制作をスタートし、5年で売上を3倍に成長させました。中小企業の経営革新に必要なこととは? 取締役の新井樹也さんに、数々の企業をサポートする秩父商工会議所 中小企業相談所 所長で中小企業診断士の黒澤元国さんが聞いていきます。
大学卒業後、大手流通会社等の勤務を経て、2008年(平成20年)4月より秩父商工会議所に入所。中小企業診断士として企業の経営革新や再生、地域資源活用、まちづくり等の支援に係わる。
高校を卒業後、電子システムを専攻する専門学校へ進学。地元企業に3年間務めたのち、平成17年4月より家業である有限会社アライ看板工芸社に入社。 長年赤字だった経営も徐々に黒字転換できるまでになる。
5年で売上3倍、躍進のきっかけはものづくり補助金落選
黒澤元国さん(以下、黒澤): アライ看板工芸さんの事業について、改めて教えていただけますか?
新井さん(以下、新井): 私の祖父が1948年(昭和23年)に創業した会社です。埼玉県内全域を中心に、企業や店舗様の誘導看板や表示パネル、屋外広告等を企画から設計・施工、メンテナンスまでトータルに手掛けています。2015年からはものづくりの技術を活かしてアニメ関連商品の販売をスタートし、計画当初の3倍の売上を実現しています。
黒澤: 素晴らしい。新井さんとはお取引している金融機関からの紹介でお会いしましたが、アニメ事業にたどり着くまでには紆余曲折がありましたよね。
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