連載:第33回 総合 2020年1月~3月
「休まない美徳」一番意識が高いのはZ世代、低いのは団塊世代
お正月も明けて、インフルエンザや風邪が猛威をふるっているこの季節。病気になっても「周りに迷惑がかかるから休んじゃいけない」あるいは「そうそう仕事は休むべきではない」と、無理して出社している人も多いのではないでしょうか?今回は日本人ビジネスマンの特色としても言われるそんな「休まない美徳」意識について、全国の20〜69歳の男女にアンケートを行いました。本レポートではその内1,030人の女性に対するアンケートの結果を抽出しています。
“休まない美徳”意識、高いのは「Z世代」と「バブル世代」
メディプラス研究所・ストレスオフラボが全国20~69歳の女性7万人に行った「ココロの体力測定2019」の調査結果を、年齢層別に7つの世代(Z世代、さとり世代、団塊ジュニア世代、バブル世代、新人類世代、しらけ世代、団塊世代)に部類。世代別の「休まない美徳」意識の高さを調べました。
最も「休まない美徳」意識が高かったのは、社会課題意識が高いと言われる「Z世代(26.6%)」、次いで「バブル世代(24.1%)」という結果に。もっとも低かったのは「団塊世代(18.1%)」となりました。
※団塊世代(68~72歳)しらけ世代(59~67歳)新人類世代(54~58歳)バブル世代(49~53歳)団塊ジュニア世代(37~48歳)さとり世代(25~36歳)Z世代(20~24歳)
病気時の対応、1位は「休みたくないのでムリして会社に行く」
次に、休まない美徳意識に「当てはまる・やや当てはまる」女性の病気時の対応を、「当てはまらない」女性の割合との比較で見てみました。
上位は「休みたくないのでムリして会社に行く」(1.97倍)「病院に寄って出社し、なるべく欠勤しない」(1.55倍)と続き、体調が悪くても仕事を優先する傾向に。「栄養ドリンクを飲む」(1.38倍)「熱いお風呂に入ってたくさん汗をかく」(1.26倍)で乗り切り、「できる限り薬は飲まない」(1.15倍)のも、休まない美徳意識の低い女性よりも目立ちました。
“休まない美徳”意識、都道府県別ランキング
休まない美徳意識に「当てはまる・やや当てはまる」と回答した女性の割合を都道府県ランキングで見てみると、第1位は群馬県(26.2%)、第2位は香川県(25.7%)、第3位は栃木県(25.4%)という結果に。下から見ると、47位は秋田県(18.0%)、46位は高知県(19.4%)、45位は滋賀県(19.6%)という結果になりました。ちなみに東京都は35位(21.7%)と、地方ごとの大きな偏りは見られませんでした。
【調査概要】
「ココロの体力測定2019」
方法|インターネット調査
期間|SCR調査 2019年3月16日~3月18日
(SCR調査)
対象|全国、20~69歳、14万人(男女各7万人)
項目|15問 分析データについて|厚生労働省の「ストレスチェック制度の健康状態項目」を基に独自加工して、点数化
集計データについて|集計したデータを、県・年齢を実際の人口でウエイト修正を行い活用 (本調査)
期間|2019年5月7日~10日
サンプル数|男性:1030人、女性:1030人
プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000179.000018482.html
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