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連載:第1回 毎晩のように深夜まで働くコンサルは時代遅れ。離職率低減を実現したアクセンチュアの秘策とは⁉

毎晩のように深夜まで働くコンサルは時代遅れ。離職率低減を実現したアクセンチュアの秘策とは⁉

BizHint 編集部 2017年11月20日(月)掲載
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深夜残業や休日出勤など、激務な就労環境のイメージが強いコンサル業界。しかし、そうした旧来の働き方を見直し、組織風土を含めた大改革を行っているのが世界最大級の総合コンサル企業として知られるアクセンチュア株式会社。全社員のイノベーションを目指して働き方を抜本的に見直し、政府主導の働き方改革の数年前から、柔軟な働き方の導入を模索。結果、以前までの「ハードな職場」という印象を払拭し、年間2000人の採用を実現しています。同社の執行役員人事部長の武井章敏さんと、同社でタレントアクイジション担当のアソシエイト・マネジャーとして活躍する長谷川紀子さんにお話を伺いました。アクセンチュアは「ダイレクト・リクルーティング・アワード2016」でも大賞を受賞し、長谷川さんを始めとする「プロ・リクルーター」の育成や組織変革を積極的に推進されています。

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人材会社に断られる「ハードな職場」イメージからの脱却

深夜残業が多くて、土日祝日もいとわず、ひたすら働く。そんな過酷な労働環境の中で結果を出し続けられる者だけが生き残る。高収入ながらも社員が定着せず、数年で人が入れ替わる……。

ハードな労働環境の代名詞として挙げられがちだったITコンサルティング会社。「そんな業界が持つイメージを払拭したかった」と語るのが、人事部長の武井章敏さん。

「コンサル会社といえば、『平均睡眠時間が3時間くらい』『3年間くらい死ぬほど働き、その後、独立、起業、または転職していく人が多い』という印象をお持ちの方も多いかもしれません。事実、かつては私自身も含め、社内で働いている仲間たちも、 寝食を忘れてがむしゃらに働くのが当たり前という人が大半 でした。2014年には、大手人材紹介会社に採用について相談をしても、『御社はイメージが悪いので、良い人材を紹介できません』と言われたこともありました。

アクセンチュアはビジネスのグローバル化、デジタル化といった世界的なビジネス潮流の中で成長を続けてきましたが、日本法人が次のステージに進むためには働き方改革(2015年~)が必須であると気づいたのです。製品をもたない、言わば 人材がすべての企業なので、急速に進む事業の成長に間に合うスピードで人材を採用していく 必要があります。女性や外国籍の方、事業領域の拡大に合わせて新たな採用ニーズとなっているデザイナーやクリエイターなど、様々な人材が持続的に活躍できる環境が必要です」(武井さん)

より多様な人材が活躍できる環境を実現するために、従来の働き方を見直す必要があったのです。

家族に「働いてよかったね」と思われる会社に

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