連載:第41回 IT・インターネット
大企業の6割以上が「キャリア自律」を推進、一方で「キャリア自律社員」は少数派
人的資本価値を最大限に引き出し企業価値の向上に繋げていくため、従業員が自身のキャリアを主体的に形成していく「キャリア自律」を推進する企業が増え、大企業では研修や社内FA・公募を行っています。一方でキャリア自律社員は少数派とされており、企業側の考える“社員の幸せ”と社員側の考える“やりたいこと”にすれ違いがあるようです。
キャリア自律の推進への取り組み状況
キャリア自律推進の最大の懸念「キャリアプランのミスマッチ」
ProFutureの研究機関であるHR総研は、「人的資本価値の最大化に向けたキャリア自律の課題」に関する調査を実施。企業の人事責任者・担当者204人から回答を得ています。
まず企業における社員の「キャリア自律の推進」の状況を見ると、従業員数1,001名以上の大企業では「積極的に取り組んでいる」17%、「ある程度取り組んでいる」28%ですが、301~1,000名の中堅企業では「積極的に取り組んでいる」5%、「ある程度取り組んでいる」7%とかなり落ち込みます。
キャリア自律の推進開始時に懸念していたデメリット
「キャリア自律の推進開始時に懸念していたデメリット」としては、「組織目標と社員のキャリアプランのミスマッチ」28%が最も多く、「関連コストの増加」「優秀人材の離職増加」各26%が続きます。
そして「組織目標と社員のキャリアプランのミスマッチが生じたときの対応」について自由意見で聞くと、「1on1ミーティングの開催」「異動の断行」「人事が相談を受け付ける」「上司との個別面談」「転職支援」などの意見があがりました。
調査方法
調査期間:2023年5月29日~6月9日
調査方法:Webアンケート
調査対象:企業の人事責任者・担当者
調査人数:204件
プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000048.000041222.html
この記事についてコメント({{ getTotalCommentCount() }})
{{selectedUser.name}}
{{selectedUser.company_name}} {{selectedUser.position_name}}
{{selectedUser.comment}}
{{selectedUser.introduction}}