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連載:第6回 総合

今後使いたいITツール、39歳以下「ナレッジマネジメント」40歳以上「ファイル共有」と異なる傾向

BizHint 編集部 2022年9月14日(水)掲載
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近年リモートワークが拡大したことで、ビジネスパーソンが利用するITツールも大きく変化しました。グループウェアやチャットなどのコラボレーションツール、ビデオ会議システム、ファイル共有サービス、VPNなどの利用機会が大きく増加しました。さらに業務知識の共有・継承を行う「ナレッジマネジメントシステム」も注目度が高まっています。

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新型コロナ終息後の働き方、会社方針と希望にギャップ

クリエイティブバンクが運営するIT製品紹介サービス「 デジタル化の窓口 」では、会社員・役員1,100名を対象に「リモートワークとITツール」に関するアンケート調査を実施しています。まず「リモートワークの状況」については、「経験なし」52.0%、「経験あり」48.0%と2つに割れました。職種では「企画、マーケティング」「IT、エンジニア」「人事、総務、法務」などが上位でした。

なお「勤め先での新型コロナ終息後のリモートワーク方針」では、「完全出社になる」48.7%、「原則出社になる」13.9%と、再度出社形態に戻す企業が多数派ですが、「ハイブリッドワーク」19.9%、「原則リモートワークになる」4.2%、「完全にリモートワークになる」1.5%という企業も一定数が残りました。

一方で「新型コロナ終息後の希望」を聞くと、「できれば完全に出社したい」と答えた人は36.1%に減少。「できればハイブリッドワークをしたい」36.1%、「できれば完全にリモートワークにしたい」13.6%といった声が増加しました。

リモートで役に立ったツールは「チャット」「Web会議」が2強

リモートワークでITツールの利用も大きく変化しました。リモートワーク経験のある502人に「役に立っている/役に立ったと思うITツール」を最大3つまで選んでもらうと、「Web会議システム」41.6%と「グループウェア・ビジネスチャット」34.5%の2つが圧倒的多数。3位は「特にない」を除くと「VPN」11.4%と大差が付きました。この2つは、もはやビジネスに欠かせないツールと言えそうです。

そして「今後使ってみたいIT製品・サービス」について聞くと、ほぼ半数が「特にない、わからない」とした一方で、残る49.8%が具体的な製品カテゴリをあげています。年代別で見ると、全般的に多いのは「グループウェア・ビジネスチャット」ですが、特に60代が高い数字を示しました。この年代はいまだグループウェアに触れてない人も多いのかもしれません。

そして、20~39歳では「ナレッジマネジメントシステム」が圧倒的に支持を受けました。組織の知識・知見・スキルを蓄積するITツールであるナレッジマネジメントシステムですが、「コロナ禍によるコミュニケーション不足」「40歳以上との知識の断絶」への対処という面から、若年層の熱視線を集めたと考えられます。

逆に40歳以上の世代では「ファイル共有/オンラインストレージ」が比較的多く、すでにあるデータや資料を現物で共有したい、という考えがあるのかもしれません。

調査方法

調査期間:2022年8月8日~9日
調査方法:インターネットリサーチ(ジャストシステム「Fastask」利用)
調査機関:『デジタル化の窓口』(運営元:クリエティブバンク)
調査対象:国内在住の20代~60代男女
調査人数:1,100人

プレスリリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000105137.html https://digi-mado.jp/article/36870/

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