中小企業の経営者が自社会議に付けた点数は「42.3点」、大事なのは「ゴール・目的の事前設定」


テレワークの拡大により全員が参集する機会は減りましたが、企業において「会議」はいまだ重要な位置づけを占めています。特に中小企業こそメンバーが集まりやすい分、会議の重要性は高いでしょう。一方で、客家(ハッカ)の調査によると、中小企業の経営者では、自社の会議の質に対する評価が低いことがわかりました。

経営者自身による自社会議の点数は「42.3点」
客家では、中小企業の経営者を対象に、会議に関するアンケート調査を実施(回答者304名)。まず自社の会議について自己採点(0~100点の10点単位)をしてもらったところ、最多は「50点」が15.5%で、「60点」と「わからない」が同率14.8%でそれに続きました。平均を算出すると「42.3点」となり、総じて低いと言えるでしょう。
自社の会議に対し、80~100点と高評価を与えた経営者(32名)に対し現状を聞くと、「予定通りの進行になっている」46.9%、「事前の会議のゴール・目的設定ができている」31.2%、「司会の設置をしている」31.2%といった回答となりました。
一方、「40~70点」と平均的評価の経営者(155名)、「0~30点」と低評価の経営者(72名)にも同じ質問を聞くと、自己採点「40~70点」の会議の会社では「予定通りの進行になっている」31.0%、「司会の設置をしている」29.0%、「参加人数が適切である」27.1%が上位、自己採点「0~30点」の会議の会社では「あてはまるものはない」58.3%、「司会の設置をしている」15.3%、「予定通りの進行になっている」12.5%となりました。
自社の会議を高く評価している会社では「事前の会議のゴール・目的設定」ができていますが、平均的評価の会社では「参加人数が適切である」ことが評価軸になっていました。低評価の会社では、あてはまるものすら少ない状況です。また「発言の積極性や活発である」ことはゼロというのも目立つところでしょう。
こうした背景を踏まえ、「現状の会議の質に満足していますか」と聞くと、「あまり満足していない」42.4%、「まったく満足していない」23.0%となり、6割以上が不満を抱えていました。逆説的ですが会議の質向上には、「予定通りの進行」「事前のゴール・目的設定」「司会の設置」などが重要と言えそうです。
調査方法
調査期間:2022年2月21日~23日
調査方法:インターネット調査
調査対象:中小企業の経営者
調査人数:304人
プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000092239.html
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