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残業時間はコロナ禍でも月平均20.8時間で前回調査と同程度、残業が増えた・減った職種は?

BizHint 編集部 2022年2月16日(水)掲載
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ビジネスパーソンには付き物の「残業」ですが、コロナ禍によっても大きな影響がありました。人手不足で大幅に残業が増えた職種もあれば、業務そのものが減少し残業も減ったという職種もあるようです。たとえば2020年に残業時間最多だった「教育/スクール」は、1位から55位までランクダウンしています。

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平均残業時間が少ない職種・多い職種は?

パーソルキャリアが運営する転職サービス「doda(デューダ)」では、20~59歳のビジネスパーソン15,000人を対象に、「残業時間」について調査を行っています(調査時期:2021年8月)。それによると、全体の平均残業時間は「月20.8時間」で、前回(調査時期:2020年8月)の「月20.6時間」と、ほぼ同水準でした。

職種ごとに残業時間の変化を見ると、平均残業時間が少ない職種では、「事務/アシスタント系」が多くランクインし、半数以上を占めています。もともとこの職種はコロナ以前から残業が少なく、それがコロナ禍で加速した形です。

残業時間の減少量で見ると、2020年から2021年でもっとも平均残業時間が減ったのは「教育/スクール」で、19.2時間も減少していました。この結果「教育/スクール」職種は、前回調査で残業時間1位だったのが、90職種中55位までランクダウンしていました。コロナ禍で教室稼働が減少し、授業や宿題のオンライン化が進んだことで、過度な残業が減少したと考えられます。その他も新型コロナの影響を受けた「調理/ホールスタッフ/フロアスタッフ」「美容関連職」なども上位に入りました。

一方、平均残業時間が多い職種を見ると、もともと慢性的な人不足で労働時間が長い傾向にある建設業から、「設計監理/施工監理/コンストラクションマネジメント」が10.3時間増の38.3時間で1位となりました。逆に「施工管理」は残業時間が減少し、前年から1ランクダウンしました。背景にはクラウド型施工管理システムやタブレットの導入拡大があるようです。そのほか上位には「建築/土木系エンジニア」「モノづくり系エンジニア」など、エンジニア系・クリエイティブ系が並びます。

残業時間の増加量では、「電機メーカーの営業」がトップで12.1時間の増加でした。これは工場停止や物流停滞、世界的な半導体不足などで調達が難しくなっており、さまざまなトラブルが発生したためと思われます。またデジタル化でそうした事態に対応するのが難しい職種であることも、理由の1つでしょう。

調査方法

調査期間:2021年8月19日~23日
調査方法:ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査
調査対象:20歳~59歳の正社員の男女
有効回答数:15,000件

プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000226.000016455.html
https://doda.jp/guide/zangyo/

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