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企業の契約管理ではいまだに見落としが多く発生、4割が契約の解約期限に気づかず

BizHint 編集部 2022年1月26日(水)掲載
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電子化も進んでいますが、企業における契約実務は社内外を問わず多岐にわたり、いまだにさまざまな課題を抱えています。リスクが表面化する以前の段階の管理だけでも煩雑です。近年は「リーガルテック」の概念も誕生し、デジタルによる解決が図られていますが、現場の担当者はどういった状況にあるでしょうか?

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自社の契約書の数、契約管理担当の3人に1人が把握していない

LegalForceでは、企業契約の担当者(過去6ヶ月以内に契約関連業務を経験した人)1,000名を対象に調査を行っています。それによると、まず、「自社の契約書の数」(全社で保管している契約書件数)を知っていた人は65.1%で、3人に1人は契約数も把握していない状態でした。企業規模が大きいほど、把握していない人数は増え、500名以上で上昇します。

「自社の契約書の内容」について把握しているかを聞くと、「全て把握している」13.5%、「だいたい把握している」57.4%で、計7割が把握していましたが、こちらでも残る3割は内容がおぼつかないのが現状です。

当然その結果として、「契約期限切れ」に気付かないといった事態も発生しますが、「解約期限に気づかず、自動更新されていた経験がある」との回答は38.3%に及んでいました。

また自動更新されていた経験があるという383人に、「その後の対応」を聞くと、「そのまま更新し、解約期限まで料金を支払い続けた」が66.3%と最多で、無駄な出費を重ねた可能性が高いと考えられます。その際に「交渉によって解約し、解約金は払わなかった」20.1%という回答もありますが、相手との関係性もあるので、これはイレギュラーな処理と考えたほうがよいでしょう。

そしてコロナ禍により在宅勤務・リモートワークが増えた一方で、いまだ紙処理の多い契約管理では、「原本を確認するために出社する」41.7%、「契約管理担当者が出社する」17.3%と、契約書の確認のために出社を強いられている担当者が半数を超えています。

今後は契約管理でもDXが進むと思われますが、いましばらく担当者の苦労は尽きないようです。

調査方法

調査期間:2021年12月7日~8日
調査方法:インターネット調査(調査実施機関:クロス・マーケティング)
調査対象:過去6ヶ月以内に契約関連業務を経験した企業勤務者
調査人数:1,000人

プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000179.000036601.html https://legalforce-corp.com/3269/

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