テレワークのパフォーマンス「前年に比べて向上した」という人が3割超、課題は“意識の切り替え”


この1、2年ですっかり定着したテレワークも、当初は「自宅で会社とおなじことをするだけ」という意識でしたが、最近は「いかに効率をあげるか」「どう家庭環境と業務環境を並行させるか」「評価をどう行うか」など、長期間に及んでいることで、意識や感じ方が変化しています。こうした変化を踏まえ森永製菓は、テレワークに関する調査を実施しました。

テレワークへの感想に、20代~30代と40代~50代で違い
まず「テレワークの頻度」について、「現在」と「1年前」の状況をそれぞれ聞くと、現在は「週に3日~4日」(1年前28%→35%)が最多で、「週に1日~2日」(1年前21%→28%)、「毎日」(1年前18%→20%)がそれに続いています。1年前と比較すると、順位に変化はありませんがいずれも数値は増加しており、テレワーク拡大がうかがえます。
続いて「あなたはテレワークで仕事のパフォーマンスが上がったと感じますか?」という質問について年代別で見ると、20代~30代は「変わらない」48%が最多ながら、「上がったと思う」35%も存在しました。一方40代~50代は「変わらない」が51%まで増加し、「上がったと思う」は23%まで減少しています。やはり若い層ほどテレワークへの変化に柔軟に対応しているようです。
そこで全員に「現在、テレワークで課題だと感じていることはなんですか?」と聞くと、「オンとオフの切り替えが難しい」38%が唯一3割超となりました。家庭と仕事、オンとオフ、さらには業務タイムと非業務タイムという状況をキッチリと切り替えるのは、テレワークではかなり難しいようです。なお年代別だと、40代~50代は44%と、特に高い数字でした。その他の意見でも、「なかなかスイッチが入らない」と“意識の切り替え”が課題となっているようです。
一方で、「社内コミュニケーションが円滑におこなえない」28%、「インターネットの通信速度が遅い」27%といった実務的な課題をあげる人も一定数存在しており、テレワークが拡大・長期化しているのに、こうした問題が解決されていないことがわかります。
最後に「今後、あなたはどんな働き方を希望しますか?」と聞くと、「必要なときのみ出社で基本はテレワーク」32%、「基本出社だが希望があればテレワーク」24%、「出社も可能だがテレワークを推奨」22%、「出社もテレワークも自由に選択できる」21%と答えは分散しました。基本的にテレワーク不要という人はいないようですが、「あくまで選択肢の1つとして柔軟に選択できるのがよい」という意向が強そうです。
調査方法
調査期間:2021年6月16日~22日
調査会社:マイナビ
調査対象:20代~50代のテレワーカー
調査人数:601名
プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000046482.html
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