連載:第12回 教育・官公庁
コロナ禍における教育、子供がいる親世代の8割以上が「オンライン授業」と「対面授業」の両方を希望
e-ラーニングに関するサービスの様々なコンテンツを提供する、株式会社イー・ラーニング研究所は、20代~50代の子どものいる親を対象に「コロナ禍でのオンライン教育並びにコミュニケーションに関する調査」を実施しました。
新学期にあたりITツールの準備を検討しているのは約4割。手軽なタブレットに注目集まる
「新学期にあたり新しく準備したいと思ったITツールはありますか?」という質問では、約4割の169名が「はい」と回答しました。また、「どのようなITツールを準備したいと思いましたか?」と質問したところ、「タブレット」が最も多く、次に「タブレット用学習教材」が続きました。GIGAスクール構想により、学校で1人1台のPCやタブレット支給が広がっていますが、家庭でも手軽なタブレットによる学習を取り入れたいと考えていることが伺えます。
8割以上がオンライン授業と対面授業の両方を希望。子どもの「集中力」や「理解度に合わせた学習」がオンライン授業への不安とも回答。
「対面授業とオンライン授業のどちらを子どもに受けさせたいですか?」という質問では、8割以上の345名が「両方」と回答し、対面とオンラインのどちらか一方ではなく、両立した授業を希望している人が多いことがわかりました。
また、「オンライン授業に不安を感じますか?」という質問では、約半数の191名が「はい」と答え、オンライン授業が世の中に普及してきた現在でも不安要素があることが浮き彫りになりました。さらに、「はい」と回答した人を対象に、「どのような不安を感じますか?」と聞いたところ、第1位が「集中力が続くのか」、第2位が「分からないまま進んでしまわないか」という結果となりました。オンライン学習が広まる一方で、子どもの集中力や理解度に合わせた学習ができるかどうかが課題となっており、それに対応した学習方法やコンテンツが求められていることが伺えます。
約6割の親がコロナ禍における子どものコミュニケーションに不安あり。対面コミュニケーションの機会が減少する中での課題感
「コロナ禍における日常的な子どものコミュニケーションに不安を感じることはありますか?」という質問では、約6割の237名が「はい」と答え、コミュニケーションにおける不安が広がっていることが明らかになりました。
また、「どのようなことに不安を感じますか?」と調査したところ、「対面でのコミュニケーションが苦手にならないか」が最も多く、約7割が不安に思っていることが分かりました。実際に顔を合わせたコミュニケーションの機会が減っている中で、学習だけでなく、コミュニケーションなどの将来的に求められるスキルをどのようにつけていくのかが課題になっていることが伺えます。
調査概要
調査テーマ:「コロナ禍でのオンライン教育並びにコミュニケーションに関する調査」
調査方法:紙回答
対象地域:全国
実施日:2021年3月3日(水)~2021年3月26日(金)
調査対象:20代~50代の子どものいる親 男女 計409人
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