連載:第24回 教育・官公庁
オンライン講師715人が回答、良かったこと1位は「通勤がないこと」
語学学習などではワールドワイドなオンライン学習環境が拡大していましたが、コロナ禍でそれが加速。対面の教室のみを運営していた講師がオンラインレッスンに切り替えたというケースも多く発生しました。93か国/地域出身の講師に対し、140か国/地域の生徒が受講しているというオンライン習い事サービス「カフェトーク」を運営するスモールブリッジでは、「オンライン講師で良かったこと、難しかったこと」について、アンケートを実施しています。
回答者の年代内訳:ピンク(日本語回答)、緑(英語回答)、黄(韓国語回答)
良かったことは「通勤不要」、難しかったことは「生徒の獲得」
オンラインレッスン提供を開始した時期:ピンク(日本語回答)、緑(英語回答)、黄(韓国語回答)
まず715名の回答者の内訳は、日本語回答460名、英語回答217名、韓国語回答38名でした。年代別では30代~40代がボリュームゾーンですが、20代あるいは50代という講師も多数存在しました。これら講師に「オンラインレッスン提供を開始した時期」を聞くと、「コロナ禍以降(2020年2月以降)」との回答が全体の過半数を占めました。英語回答では「コロナ禍以前(2020年1月以前)」、日本語解答では「コロナ禍以降(2020年2月以降)」との回答が多めです。
オンライン講師で良かったこと:ピンク(日本語回答)、緑(英語回答)、黄(韓国語回答)
「オンライン講師で良かったこと」を聞くと、日本語回答では「通勤が不要」87.4%が最多で、「(海外も含め)広いエリアで生徒を獲得できる」がそれに並びます。一方「スケジュールが自由」をあげる人は日本では3位ですが、英語回答では1位となっています。このへんは居住環境の違いと考えられます。またコロナ禍を受け「人との接触が少なく安全」が「副職としてできる」を上回っています。
オンライン講師で難しかったこと:ピンク(日本語回答)、緑(英語回答)、黄(韓国語回答)
一方、「オンライン講師で難しかったこと」では、「生徒の獲得」が1位で、特に英語回答で目立ちます。しかし日本語回答に限ると、「画面上での指導方法」が一番選ばれています。これはコロナ禍以降にオンラインレッスンを始めた人が多いことも関係すると考えられます。「生徒のモチベーションを保つこと」が高いのも、オンラインレッスンというだけでなく、コロナ禍という特殊な背景があるからかもしれません。またその他の回答では、「タイムラグが生じピアノの伴奏ができない」「夜間のレッスンの騒音」など音楽やダンス分野ならではの悩みもあがっていました。
対面レッスンの提供状況:ピンク(日本語回答)、緑(英語回答)、黄(韓国語回答)
直接会う「対面レッスン」の提供について聞くと、日本語回答で29.2%、英語回答で30.9%と、ともに3割ほどが提供していましたが、韓国語回答では13.2%と半分程度に留まりました。
調査方法
調査時期:2022年2月1日に回答をとりまとめ
調査方法:アンケート調査
調査対象:2022年1月時点に、カフェトークにてオンラインレッスンを提供している現役講師
調査人数:715名(うち、日本語回答460名、英語回答217名、韓国語回答38名)
プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000315.000007081.html
https://cafetalk.com/tutor/tutor-voices/?lang=ja
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