そのビジネスマナーは本当に必要?7割の人が「不要だと思うビジネスマナーがある」と回答


社会に出て働くようになると求められるビジネスマナー。本来はお互いが気持ちよく仕事をしていくためのマナーですが、中には形骸化して、必要性がわからなくなっているものもあるかもしれません。株式会社ビズヒッツが実施した「不要なビジネスマナーに関する意識調査」によると、約7割もの人がビジネスマナーに対して疑問を感じているようです。

ビジネスマナー、約半数が自信あり
「あなたはビジネスマナーに自身がありますか?」と質問した結果、「ある(5.4%)」「多少ある(44.4%)」「あまりない(40.4%)」「全くない(9.8%)」という結果となりました。
ビジネスマナーに自信がある人とない人の割合は、おおよそ半々ぐらいなようです。
結果を年代別でみてみると、「ある」「多少ある」と答えた割合が最も多いのは10代〜20代でした。
ビジネスマナーを知らずに恥ずかしい思いをした人は約3割
「ビジネスマナーを知らずに恥ずかしい思いをしたことがありますか?」という質問に対しては、28%が「ある」と回答しました。約3割がビジネスマナーでの失敗を経験しているようです。
具体的な失敗談については、以下のコメントが寄せられています。
- 敬語を使おうとしたあまり、変な日本語になってしまい、相手から笑われた(20代女性)
- 名刺をどちらから出すかわからなくて、恥ずかしい思いをしました(40代男性)
- 新入社員のころ、座席位置を知らずに、一番偉い人が座る位置に座ってしまった(50代男性)
約7割が「不要だと思うビジネスマナーがある」と回答
「不要だと思うビジネスマナーがあるか」という質問に対しては、69.2%が「ある」と回答しました。
年代別で見てみると、若手(10~20代)が67.6%、中堅(30代)が69.5%、ベテラン(40代以上)が69.8%と、どの世代でも同じように疑問を持っていることが判明しました。
具体的に不要だと思うビジネスマナーについて聞くと、「名刺交換の所作」が最も多い結果となりました。次に「上座・げざの席次ルール」「言葉遣いや呼称のルール」と続いています。
それぞれの不要だと思う理由については以下の通りです。
「名刺交換の所作」が不要だと思う理由
- 名刺交換の時、上司が上にだすこと。立場の同じ人が譲り合いはじめて煩わしい(20代女性)
- 名刺入れを持ちながら、両手で受け渡しお辞儀をする一連の流れが時間の無駄に感じる(30代女性)
- 名刺の置き方。一言断って、さっさと名刺入れにしまってもいいと思う(40代男性)
「上座・下座の席次ルール」が不要だと思う理由
- テレワークでの席次。ネット上でも上座、下座を気にするという風潮は理解できない(30代女性)
- エレベーター内の席次。エレベーターに乗るわずかな時間に立つ位置などの決め事は不要だと思う(40代男性)
- 上座下座ではなく、会議資料などスクリーンに映し出すときに一番見やすい席をえらい人にするなど臨機応変に対応した方がいい(50代女性)
「言葉遣いや故障のルール」が不要だと思う理由
- 尊敬語や謙譲語を意識しながら、綺麗な文章を考えている時間がもったいない(20代女性)
- 相手を呼ぶ際に、役職名をつけること。メール等を送る際に、いちいち「この人の今の役職は何だったかな」と調べるのが時間の無駄(30代男性)
- メールの挨拶文。用件のみ伝えた方が時短になり効率的(40代女性)
調査概要
調査対象:全国の働く男女
調査日:2021年1月16日
調査方法:インターネットによる任意回答
調査人数:500人(女性307人/男性193人)
プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000041309.html
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