連載:第13回 メディア・広告
コロナ禍で半数以上の企業が「広告マーケティング予算が減少した」と回答。来年度注力したい施策は「DXの推進」


新型コロナウイルスによって、様々な変化が求められた2020年。企業の広告・マーケティング活動も例外ではありません。マーケティングの国際カンファレンスを多数企画・実施しているコムエクスポジアム・ジャパン株式会社が企業の広告・マーケティング担当者を対象に実施した調査結果によると、2020年度の広告マーケティング予算の消化状況が減少した企業は約半数にのぼります。一方で、オフラインでのマーケティング活動が難しくなっている今、オンラインでのマーケティング活動により一層の注目が集まっているようです。

2020年度は広告予算が減少した企業が半数以上に
2020年度、当初予定していた広告マーケティング予算の消化状況について質問した結果、「ほぼ計画通り」が30%、計画より減少した企業は「計画より大幅減少」「計画より減少」「微減」を合わせて51.7%、計画より増加した企業は「計画より大幅増加」「計画より増加」「増加」を合わせて18.3%となりました。
新型コロナウイルスの影響もあるのか、半数以上の企業の広告予算が減少したようです。
次に2021年度の広告マーケティング予算の増減予定について聞きました。その結果、「大幅に増加」「増加」「微増」の合計は38.3%、「今年度と同程度」が41.7%、「大幅に減少」「減少」「微減」の企業が20%という結果となりました。
最も注力したい施策は「DXの推進」
この先1年で重要度が増し、注力する・予算を振り向ける施策を聞くと、「DXの推進」が53.3%と最も高く、「ソーシャルメディア活用による顧客とのつながり強化(43.3%)」「オウンドメディアの充実・強化(41.7%)」「コンテンツマーケティングの強化(40.0%)」と続いています。デジタル施策に大きな期待が寄せられていると言えるでしょう。
調査概要
調査期間:2020年12月7日~11日
手法:インターネット調査
対象:2020年のad:tech tokyo、各種サミット、ad:chanなどに参加したブランド企業の広告・マーケティング担当者
回答人数:61名
プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000100.000013647.html
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