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連載:第7回 食品

フードデリバリーは“おもてなし”から“日常消費”に変化、「料理するのが面倒なとき」に注文するものに

BizHint 編集部 2020年12月7日(月)掲載
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寿司や蕎麦の出前から始まり、弁当・洋食やピザ、さらには中華料理・カレー・ハンバーガーの宅配まで、大きな市場となった日本のフードデリバリー。最近はUber Eatsの上陸、コロナ禍の巣ごもり消費も重なって、年2桁成長を示しています。一方で、フードデリバリーのラインアップや品質への不満も聞かれるようになりました。

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安さ・手軽さを重視し、半数の人が「料理するのが面倒なとき」に注文

エステーがフードデリバリ―利用者602名を対象に行った調査によると、利用するタイミングについては「料理するのが面倒なとき」52.7%、次いで「自宅で美味しいものが食べたいとき」39.4%が上位でした。従来は忙しいときやお客様をもてなすときといった理由が多かったのが、徐々に変化しているのがわかります。

重視する点では「手軽に注文できる・注文しやすい」62.4%、「配達料が安い・クーポンがある」58.6%が多かったほか、「予定通りの時間に届く」「選べる飲食店の数が多い」も4割以上があげています。味に関する言及がほとんどなく、安さ・手軽さが重視されているのも、利用理由の変化と一致していると考えられます。

一方、不満を感じた点を聞くと、35.7%は「ない」と回答していますが、残り6割以上がなんらかのトラブルなどで不満を感じた経験があるようでした。もっとも多かったのは、やはり「時間通り届かなかった・届くのが遅かった」26.6%。2位の「料理が冷めていたり、温かくなかった」23.9%も、配送タイミングにより発生した不満でしょう。3位以降は「料理が偏ったり重なっていた」20.9%といった配送クオリティへの不満が並びます。

なお「料理が冷めていたり、温かくなかった」と回答した人のうち64%は、そのまま食べずに「レンジや調理器具で温め直した」と回答しており、そのうえで「本来の美味しさが落ちた」66%、「美味しくなかった」10%としています。保温にも気を配った配達店、冷めても美味しい工夫をしている料理店などを見つけておくのが、デリバリー選択時のコツかもしれません。

調査方法

調査期間:2020年11月22日~23日
調査方法:インターネット調査
調査対象:20代~60代のフードデリバリ―利用者
調査人数:602名

プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000287.000010075.htmlhttps://www.st-c.co.jp/news/newsrelease/2020/20201202_001585.html

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