キャッシュレス決済システム、約半数の飲食店が導入。2割が業務効率化に好影響を実感

新型コロナで苦戦を強いられている飲食店。感染対策のために、非接触型サービスやキャッシュレス決済の導入が推奨される中、実際飲食店ではどの程度これらのツールやサービスが活用されているのでしょうか。株式会社シンクロ・フードが発表した「ウィズコロナ時代における飲食店のテクノロジー導入の状況についてアンケート調査」の結果をまとめました。

半数近くがキャッシュレス決済システムを活用中

2020年9月の売上昨年対比について調査した結果、「前年同月より30%減った」と回答した企業が最も多く22.9%、次に 「50%以上減った(19.4%)」、「20%減った(14.5%)」が続きました。8月の売上昨年対比(「前年同月より50%以上減った」が34.1%、「40%減った」が18.3%、「30%減った」が17%)と比べると、9月は落ち着きを取り戻しつつあることが伺えます。

店舗で導入しているITサービスについて調査した結果、48.3%が「キャッシュレス決済システム」と回答しました。次いで「集客目的で利用する各種SNS(46.7%)」、「グルメサイト・アプリのネット予約サービス(38.2%)」、「多機能型POSレジ(36.8%)」が続いています。

続いて、「導入しているテクノロジーの中で特に業務効率化に好影響を与えたシステム・サービス」についての調査結果です。「キャッシュレス決済システム」が21.2%と最も多く、「多機能型POSレジ(19%)」、「集客目的で利用する各種SNS(18.3%)」、「グルメサイト・アプリのネット予約サービス(16.8%)」と続いています。

活用率の高い「キャッシュレス決済システム」は業務効率化の観点からも良い影響を与えているようです。

業務効率化を実現するITシステム・サービスについて具体的なメリットを聞いたところ、以下の声が挙がっています。

集客にはInstagramを活用。Go Toイートも貢献

集客施策において、現在活用しているITサービスを聞いたところ、「Instagram」が60.5%と最も多く、次に「Facebook(54.8%)」、「Googleマイビジネス(46.3%)」、「自社ホームページ(45.7%)」、「Go Toイート(予約サイトによるポイント付与)/43.2%」と続きました。

中でも効果の高かった施策について聞くと、「Go Toイート(予約サイトによるポイント付与)」が32.4%で最も高い結果に。次に「Instagram(25.8%)」、「Googleマイビジネス(18.8%)」、「Facebook(15.9%)」が続いています。消費者にとっても還元の大きいGO TOイートは、集客に大きく貢献しているようです。

他にも、コロナ禍で有効だった集客手段について自由回答で聞いたところ、以下の声が寄せられました。

非接触型サービスは約半数の店舗で導入なし

新型コロナをきっかけに非接触型・非対面サービスを導入したかどうかについて質問した結果、約半数の人が「特になし(51%)」と回答しています。「電子マネーやQRコードによるキャッシュレス決済」と回答した人は4割ほどでした。

今後力を入れていきたいのは「リピート客の獲得」

最後に「コロナ禍の今、特に力を入れていきたいと感じていること」についての質問です。「リピート客の獲得」との回答が最多で62.4%、次いで「新規客の獲得(53.7%)」、「客単価の向上(39.9%)」、「食材ロスの削減(38%)」、「感染防止対策(36%)」と続きました。

こうした目標を達成させるために今後導入したいサービスについては、「オンライン決済など利用者の利便性を図るもの」、「テイクアウトやデリバリーを充実させるもの」、「食材発注や顧客管理などの業務を簡易化させるもの」などの声が寄せられました。

調査概要

調査対象:飲食店.COM会員(飲食店経営者・運営者)
回答数:516名
調査期間:2020年10月23日~2020年10月30日
調査方法:インターネット調査

プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000426.000001049.html