連載:第15回 総合
ツイート45万件から分析したテレワークのホンネ、ポジティブ58%・ネガティブ42%


新型コロナウイルス感染拡大の影響と、2020年4月より施行された働き方改革関連法にともない、「テレワーク」(在宅勤務、リモートワーク)が、思いも寄らないほどの速度で急速に普及しました。実際にテレワークを使っている人たちのホンネはどうなのか、Twitterに投稿された関連ツイート約45万件から分析してみました。

「テレワーク」に関するTwitter投稿の件数推移
テレワークが長くなるほど「ストレス」「集中力・やる気」に課題、家族への配慮も
プラスアルファ・コンサルティングでは、独自のテキストマイニングツール「見える化エンジン」を提供していますが、今回、2020年3月・4月・5月の3か月間にTwitterに投稿された「テレワーク」関連ツイートの分析を行っています。具体的には、検索ワード「在宅」「リモートワーク」「テレワーク」に該当したもの(リツイートは除外)が該当します。
まず初めに、「テレワーク」関連の投稿件数の推移を見ると、3月下旬より増加を見せ、4月7日の緊急事態宣言(7都道府県対象)の翌日に15,198件とピークを迎えます。
話題内容の時系列推移
話題の内訳を見ると、3月後半に「次週から在宅ワークになる」「自社でも在宅ワークを導入して欲しい」といった言及が目立ち始めますが、全体を通じてもっとも多かったのは「PCの設定が出来ていない」「追加の設備を購入した」など、作業環境(物理)系に関するものでした。ただし、これは4月7日以降は減少傾向となり、「集中力・やる気」「ストレス」などのメンタル系が増えていきます。
全体マッピング:「ストレス」「集中力・やる気」話題の見える化
「ストレス」「集中力・やる気」に言及したツイートについて、関連語を結び付けてみると、仕事上のコミュニケーションに関するストレスだけでなく、同居者が在宅勤務になったことで家族が感じるストレス、作業環境が貧弱なことへのストレスなどが生じていました。一方で、満員電車に乗らなくて済むストレス軽減といった言及もありました。
「業務効率」意見のポジネガ反応
「業務効率」について、ポジティブなツイート、ネガティブなツイートそれぞれの割合としては、ポジティブ58%(1,014件)、ネガティブ42%(735件)で、ポジティブな意見が上回っています。コミュニケーションや作業環境の問題が改善されることで、今後テレワークは、普通に勤務形態の選択肢として定着するのではないかと思われます。
調査方法
調査期間:2020年3月1日~2020年5月24日
調査方法:テキストマイニングツール 「見える化エンジン」を利用
調査対象:Twitter全量データのうち、検索ワード「在宅」「リモートワーク」「テレワーク」に該当したもの(リツイートは除外)
調査件数:507,931件(うち有効件数:452,806件)
プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000023180.html
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