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連載:第75回 総合 2020年1月~3月

喫煙者の約6割、「改正健康増進法」をきっかけに禁煙を検討

BizHint 編集部 2020年3月26日(木)掲載
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改正健康増進法が完全施行される4月1日を控え、喫煙可能な場所が大きく減少するなど、全国各地で環境の整備が進んでいます。この法改正を受けて、ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 コンシューマー カンパニーは、喫煙者/非喫煙者/禁煙実行者の3者を対象に実施した「禁煙と受動喫煙に関する意識調査」の結果を発表しました。本調査から、改正健康増進法をきっかけに「禁煙」を考えている喫煙者は61%にのぼり、半数以上の人が禁煙を考えていることが判明しました。

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喫煙者に対する「日常生活に関するアンケート」結果

約6割の喫煙者、「ストレスが溜まると禁煙ができない」と回答

喫煙者に対し、「禁煙しようと考えたにも関わらず、現在は禁煙していない理由」を聞いたところ、「ストレスが溜まった時に、我慢ができなかった」と回答した人が57.9%と最も多い結果となりました。

半数以上の喫煙者が、ストレス解消を理由に喫煙を続けていることがわかります。

次に、「喫煙することで周囲に迷惑をかけていると考えることはあるか」と聞いたところ、「とてもある」「ややある」と回答した人は合わせて80%にのぼり、多くの喫煙者が「喫煙は周囲に迷惑をかける」と考えていることが判明しました。

過去に非喫煙者からクレームを受けたことのある喫煙者は66.2%で、「におい」や「こどもへの影響」に関するクレームが多くなっています。

「非喫煙者からのクレームを受けた時、どのように感じたか」について聞いた結果、「申し訳ないと思い、禁煙しよう」と考えた人は約半数でした。

健康増進法の改正をきっかけに、9割の喫煙者が禁煙を検討

健康増進法の改正について、「喫煙環境の変化をどのように捉えているか」と質問した結果、72.2%の人が「肩身が狭い」と感じていることがわかりました。

※健康増進法の改正。2019年7月より学校や病院、行政施設などを対象に原則敷地内禁煙。また2020年4月からは飲食店やオフィス、交通機関など全ての施設における原則屋内禁煙もルールに加わる。

「この法改正を受けて、喫煙したいと考えているか」の質問については、「チャレンジしたい」「きっかけになればと思う」「できればやめたい」の合計が9割以上となっています。

思いの強さに違いはあれど、法改正を機会に禁煙を考えている人が多いようです。

喫煙者の3割、禁煙成功者に対して「うらやましい」と感じる

「周りで、禁煙に成功した人がいる方は、その様子を見てどう感じましたか」と聞いたところ、「うらやましい」が最も多く、33.3%、次に「成功者だと思う」が25.9%、「コツ・方法を教えて欲しい」が24.1%と続く結果となりました。

「受動喫煙についてのアンケート」結果

受動喫煙が最も多いのは「屋外」

「直近一年間で、受動喫煙を経験したことがある場所」について聞いた結果、「路上など喫煙スペース以外の屋外」が最も多く、次に「居酒屋」「カフェやレストランなどの飲食店」が続きました。

「受動喫煙をはじめとした【喫煙に伴う弊害】」について具体的に質問したところ、「お気に入りの服や持ち物がタバコ臭くなった」が最も多く挙がっています。

次に「吸っていない自分が場所を変えるなどの対応が必要だった」が続きました。

約6割が、「喫煙者は周りが困っていることに気づいていない」と感じている

「身近な喫煙者は、あなたが喫煙に伴う弊害(頻繁なタバコ休憩や受動喫煙など)で困った経験があることに気付いているか」について質問した結果、「おそらく気づいていない」「気づいていない」と回答した人が合わせて60.8%となりました。

『禁煙者』と『喫煙未経験者』の回答を比べると、『喫煙未経験者』の方が「喫煙者は弊害に気づいていない」と感じていることがわかります。

「喫煙に伴う弊害で困っていることを身近な喫煙者本人に伝えたことはありますか?」と質問したところ、59.5%の人が「伝えたことはない」と回答しました。

受動喫煙で困った経験があっても、喫煙者に直接伝えるのはなかなか難しいようです。

「周りの身近な喫煙者に禁煙を勧めたことはあるか」について聞いた結果、約半数が「勧めたことがある」と回答しています。

受動喫煙対策で最も求められているのは「分煙」

受動喫煙に対する考えについて質問すると、「公共の場所、プライベートの場所問わず分煙をしっかりと行ってほしい」と回答する人が最も多い結果となりました。

「飲食店や施設側が進んで禁煙/分煙を勧めてくれることについてどのように思うか」の質問については、「とても好ましい」「好ましい」と回答した人が合わせて80.1%となっています。

飲食店(カフェやレストラン)での加熱式タバコや電子タバコ利用については、「吸って欲しくない」と回答した人が51.8%、「吸っても良いが、完全分煙にしてほしい」が36.8%となりました。

たばこの種類に関わらず、禁止もしくは完全分煙を求めている人が多いようです。

禁煙のきっかけは「健康不安」

禁煙者に対して、「現在まで継続している禁煙に取組んだきっかけ」を聞いた結果、「自身の健康不安もしくは健康悪化」と回答した人が46.3%と最も多くなりました。

「現在まで禁煙を継続できている(できた)と考える理由」については、「健康状態の好ましい変化に対する実感」が26%と最も多くなっています。

年代別で見ると、特に40代の禁煙者が健康状態の変化を感じていることがわかりました。

調査概要

日常生活に関するアンケート概要

  • 調査対象 25〜45歳の男性 ①65名 ②151名 合計216名 ①禁煙を決めている または 今後するつもり ②禁煙した方がよいとは思うが、きっかけがない/我慢ができない
  • 調査地域 全国
  • 調査方法 インターネットリサーチ
  • 調査期間 2019年12月25日〜12月26日
  • 調査実施機関 株式会社マクロミル

受動喫煙についてのアンケート概要

  • 調査対象 20~40代の男女各50名ずつ、①300名②300名 合計600名 ①禁煙実行者(過去に喫煙実績があり、現在禁煙している人) ②非喫煙者(喫煙経験のない人)
  • 調査地域 全国
  • 調査方法 インターネットリサーチ
  • 調査期間 2020年1月28日〜2月1日
  • 調査実施機関 株式会社Grill

プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000045302.html

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