連載:第14回 教育・官公庁
首都圏の幼稚園・保育園、「事前の消毒」は100%の園が実施中 それでも行事中止が発生
2021年も上半期が終わりますが、つねにコロナ禍の影響下にあり、もはや「緊急事態が日常となってしまった」感があります。そうしたなか、幼稚園・保育園もさまざまな対策を迫られてきました。園児・保護者のために最大限できることを模索しながら活動してきましたが、やむなく行事を中止した園も少なくありません。リアルな状況をこどもりびんぐが調査しています。
「事前の消毒」は100%の園が実施するも、行事を中止したことのある園は6割以上、
情報誌「あんふぁん」「ぎゅって」を発行するこどもりびんぐでは、首都圏の幼稚園・保育園、計148個所から「コロナ禍の園状況」についてヒアリングを行っています。
それによると、「緊急事態宣言の発令時にどう対応するか決めているか」という質問に対し、「行政の指示に従う(市・県・国)」82.4%とした園が最多でした。一方「発令時は即時休園」とした園はゼロでした。1年前の初めての緊急事態宣言では、即休園した園もありましたが、1年が経ち対応にも変化が生じています。
「コロナ禍で、園の日常にどういう変化があったか」を聞くと、「マスクの着用」77.7%は、8割に近くにも達しています。ただし一方で、「保育園0~2歳児クラスはマスクなし」「保護者・保育者は必須、園児は自由」という園も存在するとのことです。その他では、「全学年での集合禁止」45.9%、「保護者を園内に入れていない」32.4%という意見も、かなりの割合にのぼっています。
「コロナ禍で、園の行事の実施時に変更したこと」という質問では、「事前の消毒」は100%とすべての園が例外なく実施していました。「行事内容の見直し」「換気」もともに96.4%に達しており、園の苦労・工夫が感じられます。
開催を中止する園行事があった園は61.5%。「年長お泊まり保育」70.3%、「バザー」46.9%を中止した園が多いようです。
調査方法
調査期間:2021年4月
調査方法:スタッフによる情報収集
調査対象:「あんふぁん」「ぎゅって」を配布している首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)の幼稚園・保育園
調査数:148
プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000091.000057067.html
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