連載:第85回 IT・インターネット
約7割がAIに関心あるけれど、使用できない職場が半数近く。理由は信頼性
OpenAI社の「ChatGPT」が2022年11月にリリースされて以降、AI(人工知能)の活用が急速に進んでいます。特に文章や画像を作り出す「生成AI」に注目が集まっています。つい最近でも、最新版の「ChatGPT-4o」が無料開放されたり、GoogleがAIを組み込んだツール「NotebookLM」を公開したり、AIを巡る動きは活発です。
生成AIツールを使いたいものの使えない職場が多い
コクヨグループのカウネットでは「ChatGPTなどの生成AIツールについて」と題した調査を実施。一般の方から生成AIに対する印象、利用状況、利用意向などについて回答を得ています。
それによると、まず約7割が「AI(人工知能)に関心がある」と回答。しかし「自分の職場では、ChatGPTなどの生成AIツールを使用できる環境である」と回答した人は「使用できない」45.8%が最多で、「使用できる」12.0%、「限定的に使用できる」10.2%、「使用に向けて準備中」6.6%の合計を上回っています。
なんらかの不安があるためなのか、その理由を探るため、「職場の生成AIツール導入について、不安に感じること」を聞くと、48.5%が「不安は感じない」と回答しており、利用者よりも上層部や会社姿勢の問題が感じられます。ただし「不安に感じること」では「AIから得られる情報の信頼性」「セキュリティのリスク」「責任の所在が不明確になる」などが上位となっています。
また、職場がChatGPTなどの生成AIツールを使用できない環境であると回答した人でも「今後使用できる環境になったら、使いたいか」と聞くと、「積極的に使いたい」7.1%、「必要に応じて使いたい」60.3%が利用意向を示しています。ただし「できれば使いたくない」16.4%などが存在することに注意が必要でしょう。
調査方法
調査期間:2024年3月18日~24日
調査方法:インターネット調査
調査対象:「カウネットモニカ」会員のなかから全国の男女
調査人数:1,365人
プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000065.000070957.html
https://www.kaunetmonika.com/office_life/?action=entry&id=87
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