連載:第4回 総合
「感情に寄り添うマネジメント」を部長職の8割が実施するが、一般社員側「特にない」4割超え
リモートワークにおいて意外とバカにできないのは感情面のすれ違い。さらに部長クラス、中間管理職、一般社員とでは受け取りにも違いがあります。株式会社ジェイフィールは両層にアンケートを行い、感情の表現、そのマネジメントの実態について、分析を行っています。その結果、リモートワーク下でのコミュニケーションギャップの現状が浮き彫りとなりました。
8割以上の部長職が「感情に寄り添うマネジメント」を行っていると回答したが…
株式会社ジェイフィールは、ビジネスパーソン321人(部長111人、部長未満の管理職107人、一般社員103人)にアンケートを実施。まず「あなたは、仕事をする上で、ご自身の感情を外に表出することについて、どのような印象を持ちますか」と聞くと、61.4%の部長、58.0%の課長層が「非常にポジティブ+ポジティブ(感情を思った通りに表現している)」とした一方で、一般社員は40.8%にとどまりました。
そこで部長、部長未満の管理職に「あなたは部下に対し“感情に寄り添うマネジメント”を行っていますか」と聞くと、80.2%の部長、69.2%の課長層が非常に気を遣っており、「部下の感情に寄り添うマネジメントを心がけている」と回答しています。
その理由としては、「部下のメンタルのケアをするため」「部下同士の関係性をよくするため」「感情を引き出すことが部下本人の仕事の充実度につながるため」が上位となりました。
具体的に「どのようなマネジメントを行っているか」を聞くと、「業務上での声がけで感情面をチェック」「1on1での感情面をヒアリング」が特に多く、部長未満の管理職では「チーム(職場の人)と対話する」も上位でした。
しかし「あなたの上司は、感情に寄り添うマネジメントを行っていますか。行っている場合、どのようなマネジメントを行っていますか」と一般社員側に聞くと、「特にない」41.7%が圧倒的に多く、これら上層部のマネジメント(と思い込んでいる行動)は、あまり伝わっていませんでした。
リモートワークが普及し、職場コミュニケーションは大きく変化しました。1on1を実施している企業も増えましたが、まだまだ現実には追いついていないようです。
調査方法
調査期間:2022年6月22日~7月4日
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査
調査対象:従業員数300名以上の会社で、勤続年数3年以上かつ最近一年以内で週3日以上のリモートワークを通算6か月以上継続しているビジネスパーソン
調査人数:321人(部長111人、部長未満の管理職107人、一般社員103人)
プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000065739.html
https://www.j-feel.jp/
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