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連載:第31回 医療・医薬・健康

「機能性表示食品」の届出数は年々増加、表示しようとする機能性は「中性脂肪」関連が上位

BizHint 編集部 2022年3月14日(月)掲載
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2015年からスタートした「機能性表示食品」の制度。特定保健用食品(トクホ)と違って国の審査がないため、多くの商品が販売されており、消費者からも人気です。一方で、科学的根拠などの届出、機能性に関する表示などについては、厳密なルールが設けられています。最新状況について薬事法ドットコムが調査を行いました。

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訴求できる効能効果が多い「GABA」が人気

【引用元】

・「薬事法マーケティングの教科書調査」記事

・「薬事法マーケティングの教科書」サイト

機能性表示食品は、医薬品メーカー・食品メーカーだけでなく、その他企業、自治体、個人なども届出を行っています。2021年の届出者の上位は、東洋新薬、ファイン、伊藤園、江崎グリコ、日本水産がトップ5でした。またその届出総数も、制度がスタートした2015年は172件でしたが、その後徐々に増え、2021年は1,278件の届出がありました。累計ではすでに5,000件を超えています(今回の調査は、5000件目までが対象)。

「機能性関与成分」については、訴求できる効能効果が多い「GABA」が人気で、引き続き1位となっています。これに「難消化性デキストリン」「DHA」が続きました。また上位では「ポリメトキシフラボン」が伸びているそうです。


一方「表示しようとする機能性」は、同じ成分でも機能性が異なるため、各社商品で差が現れます。そうしたなか「中性脂肪」「血糖値」「疲労感」と、多くの人が悩んでいる項目が並びました。ダイエットや高齢者にかかわるものが多く、かなりの激戦になっていると考えられます。これにともない「体の部位」も、「お腹」が最多ですが、「肌」「目」など、老化を感じやすい部位が上位となりました。ただし機能性表示に“体の部位”を含んでいない商品も多く、どういった商品を選ぶかは、消費者の考え方が大きいかもしれません。

調査方法

集計対象:5000件目までの届出を集計

プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000076054.html
https://yakujihou-marketing.net/archives/3588

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