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連載:第37回 医療・医薬・健康

オンライン診療「使ってみたい」は3割超だが、実際に利用したことがある人はわずか約2%

BizHint 編集部 2022年11月4日(金)掲載
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厚生労働省「オンライン診療の適切な実施に関する指針」が2022年に入り改訂され、これまでは再診に限定されていた「オンライン診療」が初診から可能になるなど、大幅な規制緩和が進みました。これによりさらなる利用者増が期待されていますが、現状はどのようになっているでしょうか?

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「かかりつけ医のオンライン対応」が利用のきっかけに

マイボイスコムのインターネット調査(回答9,822名)によると、まず「直近1年間のオンライン診療の利用状況」(健康・医療相談のみは除く)を聞くと、「実際に直近1年間にオンラインでの医師の診察・処方を受けたことがある」という人はわずか1.8%。「直近1年には利用していない」1.7%と合わせても、3.5%程度にとどまっています。なお年代別では若い人ほど利用している傾向が見られました。

一方で「今後のオンライン診療の利用意向」(健康・医療相談のみは除く)を聞くと、「利用したい」9.0%、「まあ利用したい」22.0%と、合わせて3割を超えます。使ってみたいが機会がなかったという人が実際には多そうです。また、ためらう理由などがあり「利用したいと思わない」15.9%、「あまり利用したいと思わない」17.6%という人も、3割超が存在します。

なお「オンライン診療を受けたきっかけ・理由」については、「かかりつけ医がオンラインでの診療や相談を実施していた」が利用者の41.0%と最多でした。そのほか「コロナの疑いがあった」「待ち時間をかけたくない」「遠方の医師の診察を受けるため」がそれぞれ2割ほどです。

もう少しカジュアルな「オンライン健康・医療相談」についてですが、「相談したい」6.6%、「まあ相談したい」19.9%と、26.5%が利用に積極的。一方で「相談したいと思わない」17.9%、「あまり相談したいと思わない」17.9%も合わせて35.8%と、オンライン診療より高い数値を見せており、意向が鮮明に二極化しています。

オンライン健康・医療相談の利用理由では「すぐ相談したい・すぐ返事がほしい」「自分の都合のよい時間・場所で相談したい」「どの診療科にかかっていいかわからない」といった意見があがっています。

オンラインとオフライン、それぞれの利点・難点があるので、利用者は使い分けなども意識するとよいかもしれません。

調査方法

調査期間:2022年10月1日~5日
調査方法:インターネット調査
調査対象:MyVoiceのアンケートモニター
調査人数:9,822名

プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001244.000007815.html
https://myel.myvoice.jp/products/detail.php?product_id=29110

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